クリエイティブ業界の転職市場は、動画やゲームなどの需要の拡大に合わせて、企業側に優秀な人材を確保するニーズが高まり、人材不足が顕著になっています。

今回は、クリエイターが気になる転職に最適な時期と求人数の変化、年齢別に見るポイント、スピーディーに進めるためのスケジュールの立て方、円満退社するための秘訣など、第二新卒からミドル転職まで、成功させるためのさまざまなポイントをご紹介します。  

転職におすすめな時期はいつ?

転職時期
企業の採用活動が活発なタイミングで転職活動を始めたほうが、自分にマッチした求人が見つかりやすいのは言うまでもありません。また、自分の市場価値が高まっている時期に転職をしたいという願望もあるでしょう。

ズバリ、転職に適しているのは「求人数が多い2~3月と9~10月頃」です。中には1月、8月から求人が増える業種や職種もあります。新規求人数と求職申込件数の増減は毎年似たような動きをしており、転職市場はある一定のサイクルで推移しています。

年度の切り替わる3~4月と9~10月のタイミングで、人事異動や退職者の補充が増える傾向にあるため、求人数が最も増える時期の1~3月・8~10月が転職に適しています。

2019年下半期のクリエイティブ職の求人は増える?

求人トレンドとして、市場価値が高くなる職種は求人数が増える傾向にあります。その中でもIoTやAIといった情報テクノロジーの進化によって注目されているのがクリエイティブ職です。

転職サイトdodaの調べによると、2009年下半期のクリエイティブ職の求人は上半期と同水準ながら、Web制作の内製化を目的とした季節要因に左右されない求人が増加する見込みとのことです。メディア運用やゲーム制作といったBtoC企業への転職が多い印象ですが、案件のバリエーションやプロジェクト規模が幅広いBtoB企業への転職も視野に入れても良いでしょう。

とくに即戦力となる人材を欲する企業が多く、注目されている職種としてはWebデザイナー、Webディレクター、ゲームディレクター・プランナーなどです。

年代別に見る転職のポイント

転職活動は、自身の年齢やキャリアによって大きく変わります。転職を成功させるためのポイントを年代別に見てみましょう。

第二新卒(23~25歳)

第二新卒とは、社会人経験3年未満の転職を指します。実績は少ないが将来性がある点を見越して、積極的に採用する企業も少なくはありません。専門的なスキルよりも入社してからの活躍に期待されるため、入社後のイメージや取り組みたい業務内容を明確にしておくことが大切です。

20代後半

25~29歳での転職は適齢期と言われています。この年齢層の求人数は圧倒的に多く、非常に有利だからです。また、現職での実績を引き合いに、転職希望先での採用面接では存分にアピールすることができます。年齢の若さも人事担当には輝いて見え、積極的に動くことが最大の武器になると言えるでしょう。

30代以上

30代を超えての転職活動は、求められる実績やスキルのハードルが上がるため、早い段階で転職をするのがポイントです。しかし、業種や職種によっては欠員補充による募集で30代以上の経験者を求める企業あり、需要は高まっています。即戦力として迎えられる傾向が強いのもこの年代で、専門分野に長けた知識や経験が有利になるでしょう。

転職にかかる期間と転職活動の流れ

転職時期
最適な転職時期が見えたら、転職活動のスケジュールを立てましょう。期間をしっかり計画して管理することが、成功には不可欠です。転職活動にかかる期間の目安と入社までの流れ、計画通りに転職するためのポイントについて紹介します。

転職活動はスケジュール管理が肝になる

現職の引き継ぎや選考フローの期間などを考慮して、一般的に転職期間、3~6カ月程度と言われています。スケジューリングには、情報収集、応募・面接、退職交渉、入社準備とそれぞれの期間にどれくらいかかるかをしっかり把握することが重要です。

例えば、4月1日から新しい職場へ入社したいと考えたら、有給の残り日数などを考慮して9月の上旬から求人検索と履歴書の準備などに取りかかるのがいいでしょう。

しかし、転職活動が長期化することも視野に入れておくべきです。予想以上に転職活動が伸びてしまう原因には、次のような例があります。

  • 応募者多数のため書類選考に時間がかかり、待たされる
  • 理想の条件を求めすぎて、面接に進む応募ができない
  • 現職の状況などにより、退職日を決めるのに時間がかかる

希望通りの時期に入社するコツは、「入社したい時期」と「退職する時期」を確認し、逆算してスケジュールを立てることです。転職に失敗しないためには、自分だけで管理しようとせず、転職エージェントに相談するのも手です。

自分のキャリアプランと希望条件に合った求人を紹介してくれるだけでなく、無理のない面接日程をプランニングしてもらえるため、働きながら転職活動をする人にとってはメリットが大きいです。

退職するタイミングはいつがベスト?

転職時期
内定を獲得したら退職の手続きに移りますが、退職願や退職届を上司に伝えるタイミングはいつでしょうか。

法律上では、2週間前までに退職の意思を伝えれば良いとされています。しかし、転職は取引先へのあいさつや業務の引き継ぎ、事務手続きなどやるべきことがたくさんあるため、余裕を持って入社希望日から1~1カ月半前には退職届を提出しましょう。

職場の人に迷惑をかけないように退職スケジュールを設定することで、円満退社につながります。計画性のあるスケジュールを立てるために、次は転職活動の流れをチェックします。

一般的な転職活動のスケジュール

転職活動のスケジュールを3カ月で設定する場合の流れを見ていきましょう。

転職活動の流れ

STEP1(入社3か月前) 転職準備期間
StEP2(入社3~2か月前) 企業へ応募
STEP3(入社2~1か月前) 面接・選考期間
STEP4(入社1か月前) 内定・退職交渉
STEP5(入社1か月前~入社) 現職の引継ぎ・入社

転職準備期間

「年収をアップさせたい」「働き方を変えたい」「目指すキャリアのために経験を積みたい」など転職の理由は人それぞれです。ファーストステップは、自身の転職の目的を明確にして、転職したい業界、職種を決めます。

働く業界や職種が不透明なまま退職してしまうと、転職先が決まるまで長期化する可能性が高いだけでなく、無収入になるため経済的な負担も大きくなります。転職活動のスケジュールが無計画な状態で退職するのはやめましょう。

希望する業界や職種を決めたら、転職先の条件を設定し、求人を検索します。求人情報の収集と同時に、自分のキャリアの棚卸しをしましょう。

「なぜ転職するのか?」「なぜその業界・職種に転職したいのか?」といった転職理由や、「これまでにどんな業務を経験し、なにを学んできたのか?」といった自分の経験を洗い出して自分の市場価値はどれくらいなのかを自己分析します。

キャリアの棚卸し・自己分析を通じて、「自分が仕事に対してなにを大事にしているのか」「履歴書や面接時での自己PRで面接官になにを伝えるのか」を整理します。

STEP2 企業へ応募

次は履歴書、職務経歴書を作成します。履歴書と職務経歴書は書類選考で一番重要な書類です。スムーズに選考を通過するために、転職アドバイザーのサポートを受けるという選択肢もあります。

転職エージェントを利用すると、履歴書の添削やアドバイスを受けることができます。転職エージェントに登録して求人情報収集と企業への応募を行うと、より有利に転職を進めることができるでしょう。

STEP3 面接・選考期間

転職活動をスタートして1カ月ほど経つと、面接へと進みます。面接で聞かれる質問を予測し、事前に回答を準備しましょう。どのような業界、職種においても基本的な質問があり、理想的な受け答えがあります。ポイントをしっかりおさらいして、面接対策をするのが大切です。

  • 第一印象を左右するビジネスマナーは、入念に頭に入れておく
  • 転職理由や志望動機は、矛盾なく簡潔にわかりやすく説明できるようにしておく
  • 希望先の企業の会社規模、事業内容、募集職種について調べ、面接時に質問できるようにしておく

企業によって差はありますが、面接の選考結果は大体1週間以内に通知してくれます。

STEP4 内定・退職交渉

内定獲得からスムーズに退職するまで、退職交渉をうまく進めることも転職活動における重要なポイントです。

内定の連絡を受けたあとに、労働条件などが記載された内定通知書を確認します。問題なければ内定の承諾もしくは辞退を決め、1週間以内に面接担当者へ返事をしましょう。

退職の意向は、直属の上司に伝えます。仕事の引き継ぎを行い、有給を消化することを考えると、最低でも1カ月前までに退職の意思を伝えましょう。

STEP5 引き継ぎ・入社

転職を成功させるためには、入社時期と退職時期の調整が大切です。内定を得てから約1~2カ月後に新しい職場で働くために、しっかり引き継ぎをしましょう。

自分が関わってきた業務の内容、クライアントの連絡先、作業手順などを洗い出して、後任者へ引き継ぎます。退職前日までバタついて、伝え忘れるということがないようにしましょう。退職の2~3日前までには引き継ぎを完了します。取引先や各部署へのあいさつも必須です。

中途採用での転職活動の多くの場合、採用する企業側も欠員募集のため、早く入社してもらいたいはずです。おおまかでもいいので、最終面接などで入社希望時期を伝えておくと、入社調整がスムーズに運びます。

転職エージェントを活用して転職を効率的に進めよう

転職時期
第二新卒や中途採用を問わず、在職中に転職活動をスタートさせるのが効率的に進めるコツです。しかし、現職での業務が多忙な場合、求人情報を集められなかったり面接の段取りを組めなかったりして、思うように転職活動が進まないこともあるでしょう。

そこで活用したいのが、転職エージェントです。クリーク・アンド・リバー社では、求人案件の紹介からキャリアプランの提案などを行い、クリエイティブ業界でキャリアアップを目指す転職希望者を全力でバックアップします。

通過しやすい履歴書の作成、面接での印象アップのポイントなど、個人では難しいさまざまなポイントに対して、クリエイティブ業界に特化した転職エージェントならではの視点でアドバイスしています。転職活動で困ったことがあったら、ぜひ相談してみましょう。

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転職活動時に必要になる書類とは?

内定獲得後に、退職や入社の手続きに必要な書類を受け取ることになります。転職時に必要となる書類をおさらいしましょう。

退職時に受け取る書類

退職する企業から発行された書類や証明書には、次で働く職場に提出しなくてはいけないものも含まれます。引き継ぎなどの忙しさに追われて紛失することがないように、しっかり保管しましょう。

  • 離職票
  • 雇用保険被保険者証
  • 源泉徴収票
  • 年金手帳

以下は、退職時に企業へ返却するものです。

  • 社員証や身分証明書、社章
  • 健康保険被保険者証
  • 名刺
  • 通勤定期券
  • 業務に関係するすべての書類

転職先に提出する書類

入社初日に提出すべき書類があります。出社前日に以下の3つがそろっているか確認しておきましょう。

  • 雇用保険被保険者証
  • 源泉徴収票
  • 年金手帳

以下の書類は、転職先の企業で受け取るものです。必要事項を記入して提出しましょう。企業によっては、住民票や健康診断書の提出が求められる場合もあります。

  • 給与振込届出書
  • 健康保険被扶養者移動届
  • 扶養控除等申告書
  • 入社承諾書

まとめ

転職時期
転職では職種や条件ばかりに目がいきがちですが、求人案件数が増える時期に合わせてスケジュールを立てたり、円満退社するために余裕を持った退職手続きや交渉を行ったりすることも重要です。

転職にベストな時期に活動をスタートするということは、それだけ競争が激しくなり、内定獲得も難しくなるということでもあります。自分のキャリアプランに合った希望の転職先を効率的に探すために、転職エージェントを活用してみてはいかがですか?

ゲーム、Web、動画、映像といったクリエイティブ職に精通したエージェントが在籍するクリーク・アンド・リバー社の就業支援サービスなら、自分に最適な求人を紹介してもらえる可能性が高くなります。転職を希望しているクリエイターは、ぜひ会員登録をしてエージェントに相談をしてみましょう。