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~飛躍するクリエイター~ 第66回 曽我部 英理 声優・俳優

声優ユニット「アース・スター ドリーム」のメンバーとして活躍中の曽我部英理。
日本工学院在学中にデビューを果たし、声優とライブ活動の両方でキャリアを積んできた。「人との出会いが一番大切だと思います。それでしか道は開かれない!って思うほどです」
期せずして得たチャンスに戸惑い悩んだこともあった。それでも、人がつないでくれた道だから、その期待に応えるためにも、笑顔と根性で一歩一歩進んできた。
そしていま、声優として、俳優として大きな野心を胸いっぱいに燃やしている。

祝・デビュー3周年に向けて

 「アース・スター ドリーム」は2014年12月にデビューし、昨年12月に結成2周年記念ライブをディファ有明で開催させていただきました。初めての大規模な単独ライブでしたが、デビューから支えてくださったたくさんのみなさんに来ていただき、本当に感動しました。お陰様で2周年ライブは770人ものお客様にご来場いただけました。今年の12月9日には3周年を記念して、またディファ有明でライブをやらせていただけることが決定しています。次はもっと大勢のファンのみなさんに集まっていただけるよう、この1年間メンバーみんなで一生懸命頑張っていきたいと思っています。
 デビュー当時はレコーディングも撮影も何もかも初めてのことばかりで、クラブ活動の延長のような感じで楽しくやっていました。AKIBAカルチャーズ劇場という300人ぐらい入る劇場で週に1回ライブもやらせていただき、最初はたくさんのお客さんに来ていただいていました。でも、ダンスも歌もまだまだで、みなさんの期待に応えることができなかったんだと思います。動員がなかなか増えず悩んだときもありました。私自身、ステージでのパフォーマンスがうまくいかず、夢と現実のギャップに苦しんだこともあります。
 それでも、いいライブにしたい、少しでも多くのみなさんに来ていただきたいとメンバーみんなで頑張っていくうちに、グループ間に強い信頼関係と結束感が生まれ、いまでは仲が良すぎると言われるぐらいメンバー同士はいい関係ですし、3周年という大きな目標に向かって前進あるのみ!でグループ一致団結しています。
 私が最初に声優に興味を持ったのは中学2年生のときでした。アニメ「BLEACH -ブリーチ-」の井上織姫をやられていた松岡由貴さんの声に魅かれ、声優という仕事を意識するようになりました。そこから声優に注目してアニメを見るようになり、声だけでこんなお芝居ができるなんて素晴らしい、私も挑戦してみたいと思うようになりました。
 子供の頃から放課後はいつもドッヂボールをやったり、外で体を動かすのが大好きでした。勉強は苦手でしたが、音楽は得意でした。4歳から中学に入るまでピアノを習っていましたし、中学から高校までは吹奏楽部に入りトランペットをやっていました。みんなで合奏するのは本当に気持ちよくて楽しくて、毎日部活の練習に明け暮れていました。

「とってもサファリ」

2015年11月に発売された、アース・スター ドリームの本格CDデビュー曲。大人気アニメ「てーきゅう6期」の主題歌としても注目された。

演じてみたい!

 高校卒業を控え進路を考えたときに、改めて「お芝居をやりたい」という思いが沸き上がってきました。実は高校時代は吹奏楽にのめり込んでいたので、声優への夢も忘れてかけていたんです。でも高校3年生のときに初めて劇団四季の「ライオンキング」を見て大感激して。通路を出演者のみなさんが歌いながら通った時の迫力がすごくて、心のどこかに追いやっていた、「演じてみたい」という夢と舞台への憧れが一気に燃え上がりました。そこから声優になるために必要な技術も学べて、演劇の勉強もできる学校を探していたときに、高校の先生から、日本工学院八王子専門学校 クリエイターズカレッジ声優・俳優科(現声優・演劇科)を勧められました。それで体験入学に参加し、2年生の卒業公演があることを知り見にいかせていただいたんです。「二都物語」というお芝居だったんですが、本当に素晴らしくて。私も絶対に入学してこんな舞台がやりたい、お芝居がしたい!と、即入学を決めました。
 日本工学院は、1年生ではお芝居の基礎をしっかり学び、まず身体で演じられるようになること、その後2年生で声優か俳優かいずれかのコースを選択することになっています。とにかく演じることに興味があった私にはぴったりでした。でも最初は全然うまくいきませんでした。自分の殻を破って感情をさらけ出すって本当に難しくて、恥ずかしさで、積極的になれない自分もいました。それでもどの授業も面白くてしようがありませんでした。
 1年生の最後の修了公演では「銀河鉄道の夜」のポーセ役をやらせていただきました。懸命に取り組んだんですけど、あとで映像を見ると自分で思っていたのと全然違ったできで、下手だなって落ち込みました。でもみんなで舞台をつくりあげていく作業は本当に楽しくて、ますますお芝居をやりたいという気持ちが大きくなっていきました。
 1年生の夏に講師の先生から「2014年国民的声優グランプリ」のオーディションへの参加を勧められました。そんな話をいただけるチャンスなんてめったにないだろうし、先生の期待に応えたい気持ちもあり、参加を決めました。オーディションが終わったあとは、会場の近くの公園で泣きました。実はオーディションで初めてアフレコに挑戦したんですが、できなかった悔しさと、終わってホッとした気持ちの両方で胸がいっぱいになって。幸運にも奨励賞をいただき、その入賞者たちで結成されたのが「アース・スター ドリーム」です。プロとしての活動は早いと一度は辞退を考えました。でも先生方に相談したら、「こんな経験を積めるチャンスを逃してはいけない」と言われ、思い切ってグループに参加させていただくことを決めました。

「君色に染まる ~アース・スター ドリームver.~」

2016年11月9日に発売された、アース・スター ドリーム4枚目のシングル。「魔法少女なんてもういいですから。セカンドシーズン」の主題歌。

つながりがすべて

 いろいろな経験をさせていただき、本当に恵まれていると思います。それでも慣れないステージ活動に疲れ切って何度も挫折しそうになりました。そんなときに私を助けてくれたのが日本工学院の存在でした。学校には気の合う仲間がいて、好きな勉強ができて、勉強と芸能活動の両立に不安はありましたが、私にとってはいい選択だったと思います。
 いまの私があるのは、すべて人とのつながりのお陰です。日本工学院を勧めてくださった高校時代の先生とのつながり、オーディションやグループでの活動を後押ししてくださったのも、舞台出演のきっかけをいただけたのも日本工学院の先生方とのつながりがあったからです。グループのメンバーやスタッフの方々とのつながりがなければここまでやってくることはできなかったし、ファンのみなさんとの出会いは本当に一期一会というか、とても貴重で大切なものだと感じています。
 人とちゃんとつながりいい関係を築くために私自身が心がけていることは、いつも笑顔でいることでしょうか。日本工学院の先生に「あなたの一番の強味は笑顔だから」と言っていただいたことがあって、それからは笑顔を忘れないよう努めてきました。そうすることでどんなことも楽しめるプラス思考が身について、そんな私の前向きな気持ちが周りの人にも伝わっていい影響をもたらしてくれているのかもしれません。
 これからの夢は、まず「アース・スター ドリーム」として立派に3周年を迎えられるよう頑張ること、もうひとつは俳優として舞台に立つことです。メンバーはみんなグループと平行してそれぞれ個々でも活動していて、私は少しずつですが舞台にも出演させていただいています。舞台は見るのもやるのも大好きです。二度と同じ舞台はないとよく言われますが、あの緊張感とライブ感がたまらなく楽しいんです。いつか舞台の中心に立てるようになりたい、ずっと舞台にかかわって生きていきたいと思っています。そんな大きなふたつの夢に向かい、日々努力の毎日です。

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曽我部 英理(そがべ・えり)

声優・俳優
1995年埼玉県生まれ。高校卒業後、2013年日本工学院八王子専門学校 クリエイターズカレッジ声優・俳優科(現声優・演劇科)入学。2014年「国民的声優グランプリ」で受賞し「アース・スター ドリーム」のメンバーとして在学中にデビュー。舞台俳優としても活躍中。
アース・スター ドリーム オフィシャルサイト→ http://comic-earthstar.jp/esd/

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