“クライアントに最良の解決策を、経営者のつもりで模索する”
なりふり構わない仕事への情熱と、冷静さのバランス感覚

丁寧な口調で仕事を語る、Webプロデューサー大屋敷渉。
求人広告のライティング・ディレクションで経験を積み、インテリジェンスの「DODA」制作チームでは、プロジェクトマネージャーとして、社内外から高評価を得た。『体制構築・運用フローなど組織づくりもクリエイティブの一環と感じるようになりました』と語る彼が、これから目指すものとは…?

 

■ スタートは求人広告の制作ライター

もともとは栄養士になる勉強をしていましたが、広告業界・ライターへの夢を諦めきれず、上京しました。とはいえ何の経験・知識もなく、いきなり仕事に就くのは難しいと判断し、まずは広告営業の仕事をしながら東京コピーライター養成講座に通いました。講座修了のタイミングでクリーク・アンド・リバー社に入社が決まり、求人広告の制作ライターとしてプロジェクトに携わることになりました。
このプロジェクトは仕事への向き合い方はもちろん、クリエイティブとは何かなど、勉強になることが多い現場でした。特に印象深いのは訴求力へのこだわり。見る人の目に留まるエッジの効いた表現を“正”とする環境でしたから、本当に毎日が真剣勝負でした。この時に経験したことは自分の原点だと思っています。

 

■ プロジェクトが拡大した「DODA」制作チーム

s_創る人vol3(大屋敷渉)_表紙その後1年ほどのフリーランスを経て、縁あってクリーク・アンド・リバー社へ復職。インテリジェンスの「DODA」制作チームのプロジェクトマネージャーに就くことになりました。
ここでは制作経験があるからこそ可能なマネジメント方法はあるはずと試行錯誤の日々。トライ&エラーを繰り返し、チームとしての成果を追求するうちに、体制構築・運用フローなどの組織作りもクリエイティブの一環と感じるようになりました。
結果としてプロジェクト在籍中に「DODA」制作チームは当初の5名から20名ほどに拡大。社内外から評価していただいたことは大きな自信になっています。

 

■ “自分が経営者ならどうするか”という視点

常に大切にしてきたのは自発的に考えること。“自分が経営者ならどうするか”という視点を持つことです。もし経営者なら、なりふり構わず必死で最良の解決策を模索するはず。どんな仕事でも、どうしたらクライアントとプロジェクトにとってプラスの提案ができるか必死で考えました。ただ、どれだけ情熱を注いで育てたプロジェクトも3年位を目途に別の担当者に継ぐべきだと思っています。長くプロジェクトに関わると良くも悪くも自分のやり方に偏ってしまうから。さらなる成長を目指すには冷静なバランス感覚を持つこと、そして他者の目を入れることも必要です。そしてオペレーションが安定したら、次は誰が担当しても滞りなく動くように体制化すること。それこそがプロジェクトのあるべき姿だと思っています。また自分自身の成長を考えても常に新しい環境にチャレンジし続けるべきだと思っています。

 

■ 新たな挑戦として選んだECの舞台

oyashiki22新たな挑戦の舞台として選んだのはWeb業界。中でもEC分野に特化してスキルを身につけたいと考えています。
ECは飽和状態と言われつつも依然としてマーケットの成長が著しく、今後も様々なサービスの売り買いがネット上で行われることは明白。
手に取ってもらえない商品をどうやって売るか……。ありとあらゆる手段を講じて「売る」ことをバックアップしていける存在になりたいです。
そしていつかはクライアントのどんな課題の解決にも応えるスキルを身につけたスペシャリストとして活躍したいと思っています。

 

担当案件紹介

・株式会社NTTアド/NTTコミュニケーションズオフィシャルサイトログ解析スタッフ
・株式会社インテリジェンス/「DODA」制作チームプロジェクトマネージャー
他多数