近年、本業以外の収入源を求めて、副業を始める方が増えています。そのなかでも「動画編集」は、人気の副業の一つです。YouTubeやInstagramなどの動画需要の増加に比例して、動画編集の需要も高まっています。
すでに動画編集を副業、もしくは本業として行なっている人は多いため、これから参入しても稼げないと考える方もいるかもしれません。しかし実際のところ、動画編集の需要に対して動画編集ができる人材の数は不足しており、これからでも十分にチャンスがある副業ジャンルといえます。
そこで本記事では、動画編集の副業がおすすめである理由と、また収入の目安や具体的な仕事のとり方について解説します。 クリーク・アンド・リバー社は映像業界の転職サポートが充実!動画編集の案件もページ下部にたくさん載せました。本業以外での収入源を確保し、より豊かで安定した暮らしを手に入れましょう。
※本記事の内容と併せて、厚生労働省の『副業・兼業の促進に関するガイドライン』もぜひご確認ください。
1 動画編集の副業がおすすめの理由
まずは、動画編集の副業がおすすめである理由について解説します。
1.1 動画広告の市場は急速に成長しているから
従来の広告は、紙媒体のものやバナーが一般的でしたが、YouTubeなどの動画配信サービスの普及により、動画を利用した広告の需要が年々伸びてきています。
株式会社サイバーエージェントが実施した市場動向調査によると、2021年の動画広告市場は昨年対比114%の2,954億円、2024年には6,396億円に達する見込みとなっています。
(画像引用:2020年国内動画広告の市場調査を発表|株式会社サイバーエージェント)
動画広告の需要拡大にともない、動画編集の仕事は確実に増えるため、動画編集の副業は今からでも十分参入可能といえるでしょう。
1.2 パソコン1台で場所を選ばず働ける
基本の動画編集に必要な機材は、ある程度のスペックのパソコンのみです。編集自体はオフラインでも可能であるため、移動中や本業の昼休みなど、スキマ時間を有効に活用して効率よく稼ぐこともできます。
1.3 比較的すばやく基本スキルの習得が可能
動画編集の基本技術は、初心者でも簡単に身に着けることができます。
未経験の方のなかには、動画編集は高度な技術が必要で、初心者には向いていないと思っている方がいるかもしれませんが、他の人気の副業である「ライティング」や「プログラミング」と比較すると、基本スキルの習得難易度はかなり低めです。
実際の編集で使用される動画編集ソフトにはAdobe Premiere Pro やFinal Cut Proなどがあります。
動画編集を本業にしている方も使用するソフトですが、これらを使った作業の基本である「カット作業」や「テロップ入力」は完全初心者の状態からでも1日で習得できます。
まずは基本をマスターし、案件を獲得しながら新たな編集スキルを磨いていくことも可能でしょう。
クリーク・アンド・リバー社ではWeb業界のクリエイターを目指す方向けに、就職を前提としたスキルアップ講座を開講しています。
エディターとして就業中のクリーク・アンド・リバー社社員が、講師として個別に皆様をサポートいたしますので、自分に合ったスピードでスキルを身につけることができます。
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2 動画編集の副業は稼げないと聞いたけど?
まず、動画編集の副業が稼げないというのは誤りです。
この誤解が生まれた理由には、本業の動画編集者の平均年収が399万円と高くないというものが考えられます。
画像引用:動画編集の仕事の年収・時給・給料|求人ボック
動画編集を副業に選んだ場合、おおよその収入目安は以下のとおりです(2020年12月現在)。
2.1 YouTuberの動画編集代行
1本3,000円~5,000円
動画編集の副業として、多くの方が最初にイメージするのが、YouTuberの動画編集代行の仕事でしょう。
ただし、この相場はあくまでも目安ですので、1,000円の案件もあれば1万円以上の案件もあります。
2.2 ウェディングムービー
1本1万円程度~
ウェディングムービーは、1本1万円程度が平均的な相場です。
相場は高めですが、デザインや色相を意識した編集スキルが必要とされるため、初心者にはやや難易度が高い仕事といえるでしょう。
2.3 企業のPR動画
数十万円程度~
3つのなかで最も高単価である企業のPR動画は、中・上級者向けの仕事です。企業の事業内容や販売促進の広告動画となるため、購買意欲をかき立てるような高度な編集テクニックが求められます。
難易度は格段に上がりますが、比例して単価も上がる傾向にあります。
動画の長さや内容、クライアントによって相場がかなり異なることが分かります。
自身に編集スキルがあるならば、いかに高い単価の仕事を効率よく受けられるかが、副業として稼ぐ場合のポイントなります。
それをふまえて次項では、動画編集の仕事の獲得方法を解説します。
3 【動画編集の副業】仕事はどうやって獲得する?
高い編集スキルを身に着けたとしても、仕事が獲得できなければ、当然ながら稼ぐことはできません。本章では、動画編集の副業案件の獲得方法について、くわしく解説します。
3.1 クラウドソーシングで仕事を得る
クラウドソーシングとは、インターネット上で仕事を依頼したい人と、その仕事を受けたい人のマッチングを行なうサービスのことです。おもなクラウドソーシングサイトは、以下のとおりです。
- CrowdWorks(クラウドワークス)
- Lancers(ランサーズ)
- サグーワークス
- Craudia(クラウディア)
- ココナラ
案件数が多く、それほど技術レベルが高くない方向けの仕事も多いため、クラウドソーシングを利用して副業案件を探すことは最も定番の方法とされています。
しかし、クラウドソーシングの仕事は全体的に単価が安い傾向にあり、さらに競争が激しく、実績の少ない初心者は案件を獲得すること自体が難しい、という難点もあります。
はじめのうちは、単価にこだわらずできるだけたくさんの案件に応募し、丁寧な仕事を心がけましょう。徐々に評価を高めていけば、高単価の仕事を安定的に得られるようになるはずです。
3.2 副業、WワークOKの求人に応募する
副業・WワークOKとしている映像制作会社などの求人に応募する、という手段もあります。企業が業務委託という雇用形態で求人を募集しているため、クラウドソーシングと比較するとやや単価が高く、稼ぎやすい方法といえます。
3.3 SNSで仕事を得る
TwitterやInstagramなどのSNSを利用して、動画編集の仕事を獲得する方法もあります。「動画編集 募集」といったキーワードを検索し、DMで声をかけて動画編集の仕事を獲得するのです。
そのほか、YouTuberなどに直接メッセージを送り、編集業務を委託してもらうという方法もおすすめです。
「企画や撮影に忙しく、編集まで手が回らない……」というYouTuberも多いため、自身が作成した動画のポートフォリオを添えて、積極的に営業してみましょう。勇気のいる方法ですが、憧れのYouTuberの動画編集を担当できる可能性もあります。
3.4 人脈を利用して仕事を得る
オンラインではなくオフラインの人脈を利用して、動画の編集業務を獲得するという方法です。知り合いなどに、自分が動画編集を行なっているということを認知してもらっておくと、思わぬところから仕事が舞い込んでくる可能性もあります。
4まとめ
動画広告の需要拡大に対して動画編集者の数は足りていないため、今からでも十分参入可能といえます。
案件の獲得方法を具体的に4つ紹介してきましたが、単価や安定性、難易度を考慮すると、副業・WワークOKの企業から業務委託というかたちで仕事を得る方法が最もおすすめです。