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クックパッド株式会社 デザイン部 元山 和之さん

日本最大の料理レシピサイトで、160万品を超えるレシピを検索することができ、また自分のレシピを公開することもできる『クックパッド』で、デザイナーとして活躍されている元山さんにお話しを伺い、Web業界で活躍しているクリエイターへのメッセージもいただきました。

 

■ 違う分野で自分を磨いていく

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子供の頃から食べる事が好きで、その頃の夢というと、ラーメン屋さんかケーキ屋さんになりたかったです(笑)
小学生になって父が買ってきたWindows 95をいじったり、スーパーファミコンにはまったりして、「将来はゲームプログラマーになりたい」と思っていたのですが、中学にあがった頃には車に魅了され、「やっぱりカーデザイナーにしよう!」といった感じで、いま思うとその時々で好きなものを挙げていただけでしたね。

その後、名古屋市立大学芸術工学部に進学し、そこでようやくデザインというものを本格的に学んだのですが、コンプレックスとして自分の描く絵というものに対してずっと自信が無かったんです。周りと比較してもどこか劣っているような気がして、これからは何か違う分野で自分を磨いていこうと考えていた時に、大学の課題選択の中にプログラムが絡んだ講義があったんです。

将来何かの役に立つかもしれないと思ったのがきっかけだったのですが、これまで全く興味がなかった分野なのに、やってみたら結構楽しくてどんどん熱中していきましたね。とはいえ、プログラムを一から書いたりする仕事は大変なので、「Webの仕事には就かない」と当時は決めていたはずだったのですが(笑)

 

■ 売れるものを意識して作る

世間一般では大学在学中に就職活動をしますが、僕自身、就職活動というものに疑問を抱いていて卒業後もしばらくアルバイトをしていました。でも周りがどんどん職に就いていくので流石に焦ってきて。そこで、大学在学中に愛読していたフリーペーパーをつくっている会社に応募し、大学時代の作品をまとめたポートフォリオを見せてアプローチした上で、面接の時に「僕は御社でずっと働く気はないし、長くて3年くらいです。」と言い放ったんです。その会社も成長したら送り出す意向だったので、互いの意見が一致して採用となりました。

入社後にそのフリーペーパーが休刊している事を知らされ、紙で発信していた情報をWebに移行するタイミングだったので、全く知識のなかったWebを自らで勉強することになりました。

それこそ本屋で“はじめてのホームページの作り方”といった本を買ってきて、HTMLからスタイルシートを一ヶ月くらいで何とか覚え、その後JavaScript、Ajax、PHPと、どんどん習得してデータベースの構築もできるようになっていきました。

また、自社の従来のサービスを大幅にリニューアルしたり、CMSを開発したものを営業の方に売ってもらったりと、常に新しいものや売れるものというのを意識して作るようになっていきました。

提案したものを存分にやらせてもらえたことが、今振り返ってみると自分の礎になっていますね。そして面接の際に宣言した通り、3年後に退職しました。

 

■ いつかはクックパッドで働きたい

img02 幼い頃から食べることがとにかく好きだったので、それがずっとルーツにあって、だから「いつかはクックパッドで仕事をしたい」という思いがずっとありましたね。

料理をするのも好きなので、昔からクックパッドをよく利用していてレシピも見つつサイトの仕様を見ては、「僕ならもっと改善できるのに」と、ユーザー側だけでなく作り手側の目線で見ていましたね。

だから最初に入社した会社で働いている頃から、クックパッドという会社をひとつの目標にしようと思っていたんですよ。そしてある時にクックパッドがデザイナーを募集していたので、このタイミングだと思って入社しました。

 

■ 自分の強みを生かして自分で仕事を作っていく

クックパッドという会社は、自己主張をして仕事を得ていく傾向が強いので、入社したからといって黙っていても仕事がある訳ではないんです。だから最初の頃は、スマートフォンサイトのサービスを隅から隅までチェックして、その中で気になる部分や改善点をピックアップしていきました。現在はデザイン部で主にスマートフォン用のアプリを担当しています。

クックパッドの中で、『特売情報』や『やさい便』といった様々なサービスを展開していているのですが、各チームにデザイナーが在籍している訳ではないので、現行のユーザインタフェースやデザインを今後どう改良したらよいかという相談を受けて、それをコミットするというのがデザイン部の大きな役割です。

クックパッドは、他人よりも何かが特出している人を積極的に採用しています。例えばプログラムが書けなくても、誰も描けないようなすごい絵が描けるとか。自分の強みを最大限に生かして自分で仕事を作って頑張っています。

これまで仕事をしてきた会社と違う点は、職種に限らずひとつのサービスに対してどうしたらよくなっていくかを一緒になって考える文化ですね。だからデザイナーはただデザインだけをするとか、エンジニアはプログラムを書いているだけではなく、こんな機能があったら便利だとか議論をしながら互いの意見を出し合っていって、最終的にいいものをつくる。自社のサービスを提供している会社としては本当に魅力的な会社だと思います。

 

■ 料理について

とにかく食べることが好きなので、自分でもいろんな料理をつくりますね。一時期は中華料理にはまっていたので、その中でも麻婆豆腐が得意です。一番好きな食べ物は、具材の味が一番出るお味噌汁ですね。愛知にいたころは赤味噌が主流だったのですが、京都に住んでからは白味噌が好きになりました。

最近では、つくった料理を盛る器の方にも興味がでてきて、このお皿だったら何を盛るかを想像しながら器を選んでいたら、ついついたくさん買ってしまうんですよ。

 

■ 若手クリエイターに一言

img03 能動的に動ける人は需要が高いと思います。自分で考えながら手を動かせる、誰かに聞く前に自ら動ける人の方が求められる幅が広がるし、周りからの評価も得やすいと思います。
それはどこの会社にいても同じなので、そういうクリエイターになった方が成長するし、また普段の仕事はやりつつも、常に勉強し続ける姿勢が大事だと思います。

 

 


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クックパッド株式会社
クックパッドは、料理レシピサイトにとどまらず、食に関する様々な課題を解決する「食のインフラ」へと成長していきます。
その過程では、今日、何作ろうという問題解決に引き続き取り組むにとどまらず、健康に関する知識を知りたい、食材の情報を手に入れたいなど、今までクックパッドになかった様々な「新しい価値」をユーザーに提案することが求められます。
サービスの本質を、誰にでもわかりやすく伝えるユーザインタフェースを作る、サービスを利用するユーザーの体験を設計するといったデザインの力を当社は強く必要としています。
ユーザーの目線で課題感を肌身で理解していただける方からのご応募を心よりお待ちしております。

クックパッドコーポレートサイト
https://info.cookpad.com/

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元山 和之(もとやま・かずゆき)

クックパッド株式会社 デザイン部
1985年生まれ。 名古屋市立大学芸術工学部卒業後、広告代理店の制作を経て株式会社はてなでデザイナーとして勤務。
はてなブックマークのメインデザイナーなどとして務めた後、2013年3月よりクックパッドにデザイナーとして入社。

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