ライター

ライターの将来性

大手広告代理店の電通が発表したデータによると、インターネット広告費は右肩上がりの成長を続けており、2018年にテレビ広告費を追い抜きました。
現在のマーケティングの主戦場がインターネットになっていることが分かります。

企業が投入する広告費がマーケティング会社の収入になりますから、インターネット広告費の増加はWebマーケティング業界の成長を意味しています。

Webマーケティング業界の成長に伴い、コンテンツライティングの依頼も増加してはいます。
ただし、簡単なライティングだけなら数冊の書籍を読むだけでも始められることもあって、ライティングの案件の増加以上にライターの数が増加しているともいわれています。

ライターとして長期的に活動していくならば、初心者のライターと明確に差別化できる要素が必要になるでしょう。

ライターの年収

フリーランスライター平均年収は300万円程度といわれています。
これは副業として活動している方がいるためでもありますが、3人に1人（32％）が200万円未満、次に多いのは200～400万円未満であり、楽に稼げる仕事ではないことが分かります。
フリーランスライターの年収の低さに意気消沈する人もいるかもしれませんが、年収が数千万円、もしくは月に数百万円を稼ぐライターがいるのも事実です。

ライターとして年収をアップさせるためには、文章力を上げることはもちろんですが、他にも重要な要素があります。

その一つはSEOに関する知識です。
SEOとは、特定のキーワードを検索したときに、Webサイトがより多く露出されるように上位表示させるための施策のことです。

SEOの知識があれば、記事を書く際に狙うべきキーワード、そのキーワードでどうすれば上位表示させられるのかを考えられるようになります。
執筆した記事が上位表示されれば、サイトへの流入数やコンバージョン数も増えてクライアントの利益になります。
そうした記事を書ければ再度依頼が来るようになりますし、記事の価値が上がるので高単価で受注できるようになります。

その他、専門分野を持つという戦略もあります。
例えば、医薬品に関する記事では、誤った情報を記載した場合のリスクが高いです。
そのため、薬剤師や医師に監修を依頼することになりますが、こうした依頼は高額な場合も少なくありません。