ARグラスを開発・販売するXREALは、2025年9月15日(月・祝)19時45分から、新潟県阿賀野市にある遊園地「サントピアワールド」で開催される公式イベント「初音ミク 夜空プログラム 2025」において、ARスマートグラス「XREAL One Pro」を使用した特別な花火鑑賞体験を提供すると発表した。この体験は先着50名限定で実施されるもので、AR技術と音楽、そして花火が融合した「スペシャルAR音楽花火」として観客を魅了する。
今回のイベントは「カスケード中央広場」で行われ、ARグラスを通じて見る花火には、バーチャルシンガー初音ミクと音楽が連動する演出が施される。体験者には、イベント限定のオリジナルチェキ風カードも配布されるが、これは来場者のみが対象で一人一枚限りとなっている。なお、本イベントに参加するには事前販売の有料チケットが必要となる。
AR体験に用いられる「XREAL One Pro」は、AR業界で初となる自社開発の空間コンピューティングチップ「XREAL X1」と、新たに搭載された光学エンジン「X Prism」によって、従来モデルと比べて視野角が拡大し、画面サイズが38%向上している。最大輝度700nitの高精細な映像により、より臨場感のある映像体験が可能で、音響面ではBoseとの共同チューニングによる高品質なサウンドも楽しめる。
イベントの主役である初音ミクは、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が開発したバーチャル・シンガーで、楽曲制作ソフトウェアとして誕生した後、インターネット上でのクリエイター活動を通じて人気が拡大。現在では世界中でライブやグッズ展開など多岐にわたる活動を展開しており、その影響力は国内外に広がっている。
今回のイベントには、ARやXRを活用したデジタル体験を提供する株式会社Gugenkaも関わっており、キャラクターと先端技術を融合させた新しい表現の場を創出している。XREALはこうしたパートナーシップを通じて、ARをより身近で革新的な存在にすることを目指しており、今後も拡張現実の可能性を広げていく構えだ。



