株式会社KOMODOは2025年5月28日、次世代デジタルマンガプラットフォーム「NIUHI(ニウヒ)」において、インディーのマンガ・コミッククリエイターを対象に、プロ翻訳を無料で提供するキャンペーンを開始した。このキャンペーンは、世界中の読者に向けて自身の作品を届けたいと願うクリエイターにとって、非常に魅力的な機会となっている。
NIUHIは、インディー作品を発見、購入、販売、翻訳できる新しいマンガプラットフォームであり、多言語対応によって国境を越えた読書体験を実現している。今回のキャンペーンでは、同プラットフォームで公開されるインディータイトル100作品を対象に、プロの翻訳者による無料翻訳サービスが提供される。翻訳対応言語は日本語、英語、繁体字、簡体字、韓国語、フランス語の6言語で、翻訳者はマンガやゲームローカライズに精通した専門家が担当する。
キャンペーンの実施期間は5月28日から6月17日までで、対象作品のクリエイターは、翻訳した作品をNIUHI上で配信することが可能なほか、クレジットを明記すれば印刷物としても自由に活用できる。収益の分配義務もなく、翻訳された作品は完全にクリエイターの自由に活用できるという点が特長だ。
さらに、NIUHIではキャンペーン期間中にSNSを活用したプレゼント企画も実施され、Steam Deck OLEDなど豪華賞品が抽選で当たる。応募には、NIUHIの公式Instagram(アメリカ)またはXアカウント(日本)を通じた投稿が必要で、賞品の発送はそれぞれの国に限定される。
今回のプロモーションは、5月から展開されるNIUHI関連の新作マンガリリースやイベント出展の一環でもある。注目作品としては、NIUHI初のオリジナルマンガ『MOON CIDERS(ムーンサイダー)』がリリースされるほか、6月1日には東京ビッグサイトで開催されるコミティア152に初出展する。コミティア会場のブースでは、日本や香港を含む世界中のインディー漫画が紹介され、スタッフとの相談スペースも設けられる予定だ。
KOMODOは東京とホノルルに拠点を置き、ゲームやマンガ分野で革新的な製品開発を進めている。NIUHIの開発を手がけるほか、「OneShot」や「ポケットミラー~黄金の夢」などの人気ゲームタイトルを数多くパブリッシングし、さらにSteam Deckの日本・香港・台湾・韓国における正規販売パートナーでもある。