若者向けトレンドメディア「Trepo(トレポ)」を運営する株式会社Creative Group(本社:東京都千代田区、代表取締役:中原一真)は、2025年下半期のZ世代トレンド予想ランキングを発表した。10代から20代の女性読者「Trepo girls」および公式Instagramフォロワーを対象に、Webアンケート形式で調査を実施。注目されたのは、「芸能・インフルエンサー」「アーティスト」「キャラクター」「フード」「モノコト」「ファッション」「スポット」の7部門におけるZ世代の支持を集める人物やアイテムだ。

芸能・インフルエンサー部門で第1位に輝いたのは、俳優・モデルとして活躍中の本田響矢。主演ドラマ『波うららかに、めおと日和』が話題を呼び、SNS上では“リアコ製造機”として称賛される存在に。Instagramのフォロワーは106万人を突破し、今後のメディア露出にも期待が高まっている。2位は恋愛リアリティ番組で注目を集めた長浜広奈。「おひなさま」の愛称で親しまれ、SNSでは応援の声が続出。3位には、TikTokで話題のカップルインフルエンサー「はやとともかちゃん。」がランクイン。独特な言い回しとコミカルな動画で支持を集めている。

アーティスト部門では、SKY-HIとちゃんみなが手がけたガールズグループ「HANA」が第1位。オーディション番組『No No Girls』から誕生し、デビュー曲「Drop」はYouTubeで1,500万回再生を記録。SNSの総フォロワー数は288万人を超え、音楽のみならずファッション界でも存在感を強めている。2位にはYouTuberプロデュースの6人組アイドル「Pixel Ribbon」、3位には「紫陽花は降らない」というフレッシュな新人グループが続いた。

コトモノ部門では、末吉9太郎が生み出した「入れ違いグッジョブ」ポーズが1位に。両手でグッドサインを作り胸の前でクロスする独特な動作が“推し活”にフィットし、LINEスタンプ化も話題となった。2位は肘と指を使って猫のシルエットを作る「猫影ポーズ」、3位には肌に直接グリッターをのせる「ボディージュエリー」がランクイン。いずれもZ世代のセルフプロデュース意識とSNS映えにマッチした選出となった。

キャラクター部門では、香港のイラストレーターが手がけた「ラブブ」が1位を獲得。POP MARTからフィギュア化され、BLACKPINKのリサが紹介したことを機に人気が世界的に拡大した。2位には懐かしの“ぷるるん妖精”「しずくちゃん」、3位にはサンリオキャラクターの「ウサハナ」が再評価され、平成レトロブームの影響が色濃く反映された結果となった。

フード部門では、韓国発の「カムジャパン(じゃがいもパン)」がトップに。チーズともちもち生地を包んだ見た目と食感がZ世代の心を掴み、専門店の登場も追い風に。2位は韓国のスイーツ文化にインスパイアされた「ヨーグルトボール」、3位には蒸し器“せいろ”を使った料理が選ばれた。Instagramでレシピを発信する一般ユーザーによる影響も見逃せない。

スポット部門では、水色を基調にした内装とメニューが印象的な「水色カフェ」が1位となった。癒しと“映え”を兼ね備えた空間がZ世代に支持され、「空色スイーツ」や「水色のラテ」などのトレンドも派生している。2位には韓国発のベーグル専門店「AREUM BAGEL」、3位には動物とふれあえる癒しの空間「マーモットカフェ」がランクインした。

今回の調査からは、Z世代が共感や没入を求める傾向がより顕著になっていることが読み取れる。SNSと連動した情報発信や、共通体験の共有がトレンド形成の大きな鍵となっているようだ。2025年下半期、彼女たちの“推し”と“こだわり”はどこまで社会現象として広がっていくのか、今後の動向に注目が集まる。

Trepo編集部(株式会社Creative Group)調べ