ベストセラー『こども六法』の著者として知られる山﨑聡一郎氏が代表を務める株式会社Art&Artsは、運営する「こども六法スクール」の設立5周年を記念し、2026年5月2日に東京都文京区の文京区民センターでシンポジウムを開催する。生成AIの普及やSNSの発展により、子どもが日常的に情報の真偽判断や意図せぬ権利侵害のリスクにさらされている現状を受け、情報社会を生き抜くための法教育とメディアリテラシー教育の在り方について議論を深める。

こども六法スクールは2021年5月、山﨑氏が直接手掛ける唯一の法教育学習塾として開校した。オンライン授業を通じて国内外の生徒に対し、法教育や演劇教育を展開してきたが、近年はゲーム上でのトラブルなど子どもにとって身近な問題が深刻化している。総務省の調査では青少年の約46%がインターネット利用において何らかのトラブルを経験しているという結果も出ており、法知識の習得とメディアリテラシー教育の連携が急務となっている。

当日は山﨑氏による5年間の実践報告に加え、専門家による講演が行われる。主権者教育アドバイザーの藤井剛氏は法教育の現状と課題を説き、メディアリテラシー教育の第一人者である千葉大学の藤川大祐教授はAI時代に求められる教育について展望を述べる。後半のパネルディスカッションでは、3氏が登壇して法教育とメディアリテラシー教育の交点について討論を繰り広げる。

山﨑氏は、こども六法スクール創立からの5年間で教育を取り巻く課題が変化していると指摘し、この節目に有意義な知見を共有することで、子どもが自らを守る力を身につけられる教育の可能性を広げたいとしている。開催時間は13時から17時までで、参加費は無料。定員は150名で、事前の申し込みが必要となっている。