株式会社シップス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:原裕章氏)は、設立50周年プロモーション「CRAFTMAN,SHIPS」が「Cannes Lions 2026(カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル)」で2部門のシルバーライオンを獲得したと発表した。さらに「The One Show 2026」「2026 Clio Awards」でもゴールドを受賞し、世界3大広告賞の完全制覇を達成。国際的な8つの広告賞で計11のアワードを獲得した。

カンヌライオンズは毎年世界約100の国・地域から数万点のクリエイティブが集結する、業界最高峰の祭典だ。今回の受賞部門はIndustry Craft部門 Brand & CommunicationsカテゴリーとDesign部門 Design-Driven Effectivenessカテゴリーの2つ。The One ShowではDesign & Branding部門 Craft AnimationカテゴリーでGold Pencilを、Clio AwardsではDesign Craft部門 AnimationカテゴリーでGoldをそれぞれ受賞している。

「CRAFTMAN,SHIPS」は、AIが数分で映像を生成できる時代にあえて”人の手仕事”に向き合ったプロジェクトだ。映像やキービジュアルを含むすべてのクリエイティブをCGではなく実際の刺繍で制作。職人が約600時間をかけ、総延長42.5kmに及ぶ糸を使い、数百枚もの刺繍フレームを一針一針縫い上げた。それをストップモーションで撮影することで、糸の震えや素材の質感、人の手が生み出す温もりを映像として表現している。

素材には「船の帆」にも使われるキャンバス生地と、ブランドの象徴である青い糸を採用。「最高の普通」を掲げるシップスの企業姿勢を「青いまま進む」というステートメントに込め、洋服作りの原点である糸を紡ぐように、単なる映像を超えた「動き出す一着の服」を創り出した。デジタルでは置き換えられないクラフトマンシップへの敬意が、世界の審査員に高く評価された形だ。

本キャンペーンは2025年に実施されたもので、クリエイティブディレクターを宝蔵寺亮氏(博報堂Gravity)、アートディレクターを原野賢太郎氏(博報堂キャビン)、コピーライターを野澤幸司氏(博報堂キャビン)、ムービーディレクターを牧野惇氏(UCHO)が担当した。

なお、同キャンペーンはすでに「Spikes Asia 2026」のINDUSTRY CRAFT部門でグランプリを、「ADFEST 2026」で金賞・銀賞のダブル受賞も果たしており、日本のファッション・アパレル企業として極めて稀な国際的評価を積み重ねている。