ショート動画時代において、Z世代へのアプローチを強化する企業が増える中、TikTokを中心とした縦型動画に特化する株式会社OASIZ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:江藤優)が、2024年度の年間動画再生回数で6.6億回という成果を記録した。大手企業を中心にマーケティング・PR・採用活動の支援を行い、Z世代や若年層に届く新たな企業ブランディングの形を提示している。
広告離れが進む中で、OASIZは広告費をかけないオーガニック投稿によって若年層へのリーチを実現してきた。日本航空、ロート製薬、ネスレ日本、ポケモンなど大手企業のアカウント運用を手がけ、それぞれの企業が抱える「若者に届かない」「認知が広がらない」「購買行動に結びつかない」といった課題に対して、アカウント設計から動画制作・運用まで一貫した支援を行っている。
消費者の広告離れは、App Storeで2年連続で広告ブロックアプリがトップ有料アプリに選ばれている事実からも明らかだ。こうした時代背景を受け、OASIZは自然な形で若者に受け入れられるコンテンツの制作に力を入れ、2024年度は1,029本の縦型動画を制作・運用した。主にトレンド動画とショートドラマという2つの形式でコンテンツを展開し、再現性の高い平均再生回数を維持している。
ショートドラマは視聴数が高い傾向にあるが、制作にかかる時間やコストも大きい。そのため、トレンド動画と組み合わせて活用することで、マーケティング担当者の課題を解決しながら、アカウントの成果につなげている。
また、自社が運営するIP「セイカイガワカラナイ」では、Z世代向けのショートドラマを展開しており、TikTokにおける1本あたりの平均再生回数は約220万回にのぼる。視聴者のうち半数以上がZ世代であり、このフォーマットがいかにターゲット層に刺さっているかが分かる。
今後OASIZは、若者をターゲットにしたいと考える企業への支援をさらに強化し、自社IPによるコンテンツ発信の拡大にも注力していく。
同社は、TikTokを中心とした縦型動画の制作と運用に特化したネクストジェネレーションカンパニーとして、これまで約90件のアカウント運用を行い、総再生回数は約50億回に達している。2023年には約2億円の資金調達も実施し、縦型動画分野での存在感を高めている。
OASIZは「クリエイターの社会的価値を上げる」ことをミッションに掲げ、インフルエンサーをクリエイターとして起用することで、広告主やプラットフォームに依存しない新たなクリエイター像の確立を目指す「クリエイター3.0」構想を推進している。創造性と感性を活かした自由な表現を通じて、企業とZ世代の橋渡し役としての存在感を一層強めていく考えだ。