カメラやレンズの製造販売を手がける株式会社シグマは、同社の交換レンズ3製品が世界的に権威のある「TIPA World Awards 2026」の部門賞を受賞したと4月17日に発表した。
同賞は、世界各国の映像専門誌の編集者らで構成される団体が、過去1年間に発表された優れた映像製品を選出するもの。今回の受賞では、同社の技術力と市場のニーズを的確に捉えた製品開発が高く評価された。
「BEST FULL FRAME WIDE ANGLE PRIME LENS」を受賞したSigma 35mm F1.2 DG II | Artは、従来モデルから重量を30%、全長を20%削減し、大幅な小型軽量化を実現した。最新のリニアモーターを採用することで、静止画だけでなく動画撮影に不可欠な静粛性と高速なオートフォーカスを両立させている。
望遠単焦点レンズのSigma 200mm F2 DG OS | Sportsは「BEST FULL FRAME TELEPHOTO PRIME LENS」に選ばれた。マグネシウム合金の堅牢なボディに、強力な6.5段分の手ブレ補正機構を搭載。スポーツや報道の現場といった過酷な環境下でも、安定した描写を可能にする信頼性が評価の決め手となった。
さらに、高倍率ズームレンズのSigma 20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporaryが「BEST FULL FRAME SUPERZOOM LENS」を受賞した。超広角から望遠までを1本でカバーする汎用性と、日常使いに適した軽量設計が、旅行やドキュメンタリー撮影を愛好する幅広い層の支持を集めた。
山木和人氏が代表を務める同社は、福島県の会津工場を唯一の生産拠点として国内製造にこだわり続けている。今回の三冠達成は、日本の職人技術と最新の光学設計が、世界の映像文化の発展に大きく貢献していることを改めて証明する形となった。