株式会社KADOKAWAは2026年4月30日、海外のマンガクリエイターを対象とした創作支援プロジェクト「KADOKAWA WORLD MANGA ATELIER」を開始した。世界的なマンガ需要の高まりを背景に、海外発の知的財産(IP)創出とグローバル展開を加速させる。

本プロジェクトは、オンラインで作品の持ち込みを受け付けるサイト「Online Portfolio Review MOCHIKOMI」の開設と、世界各地のイベント会場で編集者が直接添削を行うワークショップ「OnSITE Portfolio Review」を柱とする。現在開催中の国際マンガコンテストと合わせ、創作からフィードバック、実力試しの場までを一体的に提供する。評価を受けた投稿者には担当編集者がつき、日本や世界各国でのデビューに向けた具体的な支援が行われる仕組みだ。

背景には、海外でのマンガ制作に対する熱度の高まりがある。同社が昨年開催した国際コンテストでは、世界104の国と地域から1,126作品が寄せられ、プロの視点による助言を求める声が多く上がっていた。こうした需要に応え、出版社の門戸を世界に広げることで潜在的な才能の発掘を目指す。

対面での添削を行う海外出張編集部の第1弾は、7月2日から5日にかけて米国・ロサンゼルスで開催される「Anime Expo 2026」内で実施される。4月30日より公式サイトにて先着順で事前予約の受け付けを開始した。今後は台湾など、他地域での展開も順次予定している。同社は世界の才能と感動をつなぐプラットフォーマーとして、言語の壁を越えた新たなコンテンツ創出に向け、クリエイターとの協働を強化していく方針である。