テクノロジーで好奇心を開発するQureka株式会社(本社・東京都中野区)は2026年4月24日、書籍データに基づき生成AI(人工知能)がユーザーの質問に即答する書籍Q&Aサービス「Bookleverage(ブックレバレッジ)」の提供を開始した。現代のビジネスパーソンが直面する「読書時間の不足」という課題に対し、AIを活用して知識へのアクセシビリティを飛躍的に高めることで、社会全体の生産性向上とイノベーションの創出を目指す。
同社がビジネスパーソンを対象に実施した独自調査では、7割以上が書籍からの知識習得に課題を感じていることが明らかになった。膨大なページの中から必要な情報を探し出し、実務に活用するには多大な労力を要するのが現状だ。新サービスでは、AIが書籍の内容を分析し、ユーザーの具体的な状況に合わせた解説を行う。
主な機能として、不明点を質問すると該当箇所を引用して回答する「ピンポイントQ&A」や、自身の悩みを入力すると書籍の知見をもとに解決策を提案する「パーソナライズ具体化」を備える。例えば「第3章を要約して」といった指示や、「自身の事業戦略をこの本に基づいて考えて」といった高度な壁打ちが可能になり、読む・調べる・考える時間を大幅に圧縮できるという。
著作権保護への配慮も徹底している。権利者の許諾を得た正規の書籍データのみを使用し、AIの学習にデータを利用しないほか、全文出力を制限することで既存の書籍販売との共生を図る。また、サービス収益の一部を出版社へ還元するビジネスモデルを採用し、出版業界の持続的な成長にも貢献する方針だ。
代表取締役の間舘祐太氏は、読書を「読みっぱなし」にせず、業務で即戦力となる知識に変えることの重要性を説く。同社は今後、出版社との提携を拡大して取り扱いタイトル数を拡充するとともに、法人向けサービスの展開も加速させるとしている。現在は、無料で一部のコンテンツを体験できるキャンペーンを実施しており、ウェブサイトから書籍のリクエストも受け付けている。