コマースメディアを展開するCriteo(クリテオ)は17日、日本国内で実施した調査結果をまとめた「2025年度ゴールデンウィーク消費動向レポート」を発表した。調査は1,200人超を対象に行われ、旅行や購買行動に関する最新の傾向が明らかになった。
今年のゴールデンウィーク(以下、GW)に旅行を計画していると回答した人は全体の26%で、3月末の時点で予定が未定という人も34%いた。旅行の目的はレジャー(94%)や家族・友人の訪問(82%)が多く、依然として国内旅行の人気が根強い。
旅行の計画・予約時期については、19%が直前の数週間前、37%が1か月前、34%が2~3か月前と回答。旅行先を決める際には「予算」(74%)と「旅行日数」(66%)を重視する声が多かったほか、「混雑度」や「気候」を考慮する人も半数を超えた。
円高の影響については、「海外旅行を検討する」と答えた人が24%だった一方で、「計画を変更しない」とした人が69%に上った。
一方、購買トレンドでは、Z世代の消費傾向が浮き彫りになった。Z世代の58%が「推し活をする可能性が高い」と回答しており、「お祝い」や「プレゼントを贈る」といった行動も、X世代からZ世代にかけて顕著に増加している。
GW期間中に購買されやすい商品カテゴリーは、食品、スナック、ソフトドリンク、アルコール飲料、家庭用品などが中心。また、アパレル商品については、GW前の週に購入する可能性が高いとした人が23%(前年比+8%)にのぼり、GW前後を含めると35%(前年比+6%)に達した。
本調査は、2025年3月27日~28日にかけて1,303人、2024年3月28日~30日にかけて1,227人を対象にインターネットで実施された。
Criteoは、マーケターやメディアオーナーに向けたグローバルなコマースメディア企業で、商品との出会いから購入までの体験を豊かにするプラットフォームを展開している。