ZeroBankX Japan株式会社(岡山市)は23日、ショート動画による月例コンテスト「ZeroBox Challenge(ゼロボックス・チャレンジ)」を開始した。15秒から1分の動画を対象に、国籍やフォロワー数を問わず、純粋に作品の完成度とエネルギーで評価するグローバルクリエイティブフェスである。
同社は「広告ではなく共創によって才能を評価する新しい仕組み」を掲げ、毎月作品と審査を重ねる恒常的なイベントとして展開する方針だ。評価の記録が積み重なることで、個人の才能の軌跡を可視化する目的もある。単発的な動画イベントではなく、継続的に価値を生み出す場を構築する点が特徴である。
コンテストは、投稿作品を自由に配信・拡散できる一方、審査で選ばれた優秀作品のみが公式化され、企業やプロジェクトと連携する仕組みになっている。挑戦の自由度と公式利用の安全性を両立する二段階設計を採用しているのが特徴だ。
また、立ち上げ段階では「Founding Seat」と呼ばれる共創枠を設け、企業や個人が設計段階から参加できる仕組みを導入した。広告主としてではなく、評価経済や新しいクリエイティブ構造を共に設計する「共創者」として関わることを目的としている。Founding Seatの参加者は、月例フェスのテーマ設定や評価基準づくりにも関与し、将来的な社会実装を視野に入れた共同運営を担う。
ZeroBox Challengeは今後、毎月の定期開催を通じて受賞作品を社会と結びつけ、グローバル参加型の新しい動画評価経済圏を構築していくという。クリエイター募集や詳細なテーマ設定などは公式サイトで順次発表される予定だ。



