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日本初のXRに特化した国際映画祭「Beyond the Frame Festival(BTFF)」の特別上映会が、2025年11月1日から9日まで開催される。会場は小田急電鉄が運営するXR施設「XR Communication Hub NEUU」(東京都新宿区)で、過去5回の映画祭でグランプリを受賞した作品が上映される。

BTFFは2021年に誕生した、日本初のXR専門国際映画祭である。VR、AR、MRなどの先端映像技術を駆使した作品が出品され、世界各国の映画祭とも連携してきた。2025年は通常開催を休み、台湾、日本、アメリカ、ルクセンブルクなど多彩な地域の受賞作を厳選した上映に焦点を当てる。上映は30分ごとの予約制で、料金は30分あたり1000円。チケットはPeatixで販売されている。

上映作品には、家族の一日を描く台湾のドラマ「Home」、インドネシアの路地裏に生きる人々を映したアニメーション「Replacements | 諸行無常」、ケネディ大統領暗殺事件を再構成したフランス制作のドキュメンタリー「JFK Memento」、そして異星の平穏な日常が揺らぐ「Oto’s Planet」などが名を連ねる。どの作品も映像体験としての没入感に重点を置き、XR表現の最前線を示している。

上映会に先立ち、10月31日には同会場で「Beyond The Frame Studio 交流会 in NEUU」も実施される。XRクリエイターや関心を持つ人々が集う無料のネットワーキングイベントで、乾杯や自己紹介を交えながら交流が行われる予定だ。

主催する株式会社CinemaLeap(東京都品川区)は、2019年設立のXRクリエイティブカンパニーである。ストーリーを軸にした新しいXR体験を提供し、国内外の映画祭で活躍してきた。「IMMERSIVE JOURNEY」の運営など、XRを活用した多様なプロジェクトも展開している。今回の特別上映会は、その理念を広く体験できる貴重な機会となる。

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