大学生向け学習管理SNS「Penmark」を運営する株式会社ペンマークと、デジタルサイネージを活用した広告メディア事業を展開する株式会社エニアドは、全国のPenmark利用学生600名を対象に「2025年度版Z世代広告調査レポート」を共同で実施した。その結果、Z世代の約4割がInstagramを最も利用していることが明らかになり、TikTokやX(旧Twitter)を大きく引き離す結果となった。
調査は2025年9月1日から7日にかけて実施され、学生たちが日常的に利用するSNSの実態を分析したもの。回答の内訳は、Instagramが40.5%で最多、TikTokが23.0%、Xが17.3%と続いた。動画や画像中心のプラットフォームがZ世代の主流であることがうかがえる。一方、LINEの利用率は13.2%にとどまり、個人的なやり取りにはLINEを使い、情報収集やトレンド把握には他のSNSを使うという使い分けが見られた。
報告書では、Z世代がSNSを自己表現や共感の場として積極的に活用している点を指摘している。視覚的な魅力や没入感のあるコンテンツが好まれる傾向にあり、企業が広告戦略を立てる際には、単にフォロワー数や利用者数に依拠するのではなく、各プラットフォームの特性や利用文脈を理解する重要性を強調した。InstagramやTikTokのような環境で、共感を喚起し、体験欲求を満たすコンテンツ展開が効果的とされる。
また、デジタルサイネージなどオンラインとオフラインを融合させた新たな広告手法にも注目が集まっている。エニアドが提供する広告ソリューション「xAdbox」は、スポーツジムやゴルフ場など既存施設を広告媒体化し、ターゲティング精度の高い広告配信を可能にしている。企業・施設・利用者いずれにも利点をもたらす三方良しのモデルとして注目される。
ペンマークは学生生活のDXを推進するスタートアップ企業であり、「学生の一生を豊かにする」を理念に掲げている。今回の調査結果は、Z世代の価値観や行動様式を理解し、最適な広告アプローチを模索するうえで有用なデータとなりそうだ。
出典:Z世代広告調査レポート2025(株式会社ペンマーク、株式会社エニアド共同調査)
URL:https://corp.penmark.jp/news/20251016




