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コンシューマー向けドローンブランドのAntigravity(アンチグラビティ)は16日、初の製品となる世界初の8K 360度全景ドローン「Antigravity A1」が2025年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。直感的に操作できるグリップモーションコントローラーと、8Kデュアルレンズによる全方位撮影性能が高く評価された。

審査委員は、操縦の複雑さと限られた撮影視野といった従来の課題を革新的に解決していると指摘。格納式ランディングギアによる着陸動作にも先進的なデザイン性が感じられると述べ、誰でも安全に楽しめる高度な体験を実現した点を評価した。

Antigravity A1は、独自のデュアルレンズ構造で空間全体を360度記録し、8K高解像度で全方向の映像を撮影できる。VisionゴーグルとGripコントローラーを組み合わせることで、操縦者は飛行方向とは別方向を見渡しながら操作でき、自由度の高い没入体験を味わえる。機体重量は249グラム未満と軽量で、リフレームやアスペクト比の自由な編集にも対応している。安全面では帰還機能やペイロード検知システムを搭載した。

同製品は世界的ニュース誌「Time」により「2025年の最も優れた発明品」の一つにも選出された。ドイツ・ベルリンで開催されたテクノロジー展示会「IFA 2025」では、「Best of IFA」として世界中のテックメディアが評価。TechRadarは映像体験の自由度を称え、Tom’s Guideは「誰でも簡単に高品質な映像が撮れる」と評している。

Antigravityは「スペック競争より、人の感情を動かす体験を」との理念のもと開発を進めてきた。創造性や好奇心をかき立てる体験を重視し、家庭や創作活動など多様な場面で新たな表現手段を提供するブランドとして注目を集めている。

Antigravity A1は2026年1月に一部地域で発売予定で、価格や販売地域の詳細は後日発表される。

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