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総合建設業の株式会社澤村(本社・滋賀県高島市)は、地域活性化と関係人口創出を目的としたイベント「SAWAMURAマルシェ2025」を10月26日に本社敷地内で開催する。今年で7回目となり、今回は初めて成安造形大学(滋賀県大津市)との連携を実現し、「空き家活用」をテーマに企画を展開する。高島市は滋賀県内で最も空き家率が高く、築120年の古民家を活用したフォトギャラリーや古材を再利用するワークショップを通じて関心を高める狙いだ。

フォトギャラリーは、国の重要文化的景観に指定された古民家を会場とする。成安造形大学の学生が地域取材を行い、歴史や魅力を写真で表現する。さらに地域住民主催の「大溝まちづくりマルシェ」と連動したまち歩きミッションラリーも行い、店舗や住民との交流を通じて景観や文化を体感できる仕掛けが用意される。

「SAWAMURAマルシェ」は「暮らしをゆたかにする」をコンセプトに毎年10月に開かれ、建設会社が主催するマルシェとして、まちの価値づくりにも取り組んできた。今年は滋賀県内の人気店や飲食店30店舗が出店し、学生による企画ブースやワークショップも充実する。

成安造形大学との協働は、循環型の社会設計を目指す「サーキュラーデザイン」をテーマに行う授業が背景にある。両者の課題意識が一致し、同大学の「ソーシャルデザイン2」授業を通じて「SAWAMURAマルシェ」の場を活用する形で連携が決まった。授業は今年4月から全14回予定され、空き家活用を切り口に人と人、地域をつなぐ試みに発展している。

開催は10月26日午前10時から午後4時まで、本社敷地内で少雨決行。荒天や情勢により変更や中止となる場合がある。

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