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株式会社パルコは、10月10日から11月10日までの1か月間、全国のPARCO15店舗で同時開催する大型カルチャーイベント「PARCO ART & CULTURE DAYS」を実施する。アート、ファッション、音楽、マーケット、地域文化などをテーマに、約400名のクリエイターやアーティストが参加し、各地の店舗ごとに特色ある企画を展開する。

2023年に続き2回目となる今回も、各店舗が独自の切り口でイベントを仕掛ける。渋谷PARCOでは新進気鋭のアーティストが集う「P.O.N.D.2025」を開催し、多様なリズムや表現を体験できる空間を演出する。池袋PARCOでは総勢200名ものアーティストによる大規模なアートポスター展示「浮世東京 -graphical tokyo-」を全館で展開。札幌PARCOでは世界的デザイナー・彫刻家の五十嵐威暢氏による企画展「A–Z Homage to Takenobu Igarashi」が開かれ、アルファベットを題材にした彫刻やデザインが一堂に会する。調布PARCOでは「調布PARCO芸術祭」を通じて、地域とアートが交わる新たな実験の場を設ける。

全国的な企画の一つとして、人気フリマアプリを手がけるピックユーと連携した「Buzz Honey」が静岡と池袋で追加開催される。ファッションインフルエンサーが実際に着用していたアイテムを集めたフリーマーケットで、若い世代を中心に注目を集めている。また期間中は、公式Instagramを通じたプレゼントキャンペーンも実施し、抽選でオリジナルのシルクスカーフが当たる。

特に注目を集めるのは、イベント全体のアートディレクションを担うクリエイティブユニットMargtと、楽曲を提供する音楽家・長谷川白紙による表現だ。「心躍る瞬間」の閃きを「ひらめきの光」として可視化し、街の光をコラージュしたビジュアルを展開する。併せて、Margt結成10周年を記念した展覧会も渋谷で開催され、アーカイブ展示や限定ZINEが販売される。

そのほか全国各地の店舗では、本やカレー、古本市、DJイベントなど多彩な企画が行われる。広島では平和と街をテーマにした写真展「ミウラヒロシマ」、福岡では本と人の出会いを生む「BOOK MEETS FUKUOKA」を展開。吉祥寺では「Face to Face」をテーマとした体験型イベントやZINEフェスも計画され、街全体がカルチャーに包まれる。

芸術の秋に合わせて開かれる「PARCO ART & CULTURE DAYS」は、全国規模でアートやカルチャーを楽しむ機会を提供する試みである。世代や地域を超えた多彩な表現が各地のPARCOを彩り、訪れる人々に新しいひらめきと出会いを届けることになりそうだ。

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