フラー株式会社(本社:新潟県新潟市、代表取締役社長:山﨑将司)は、アプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」のデータをもとに、日本のアプリ市場動向を分析した「アプリ市場白書2024」を公開した。
同白書によると、2024年の日本国内における1人あたりのアプリ利用時間は1日平均5時間6分となり、前年より3.3分増加した。スマートフォンの利用頻度がさらに高まっていることが明らかになった。
2024年のアプリ市場全体の月間アクティブユーザー数(MAU)は前年比13%増加し、アプリの利用個数も1人あたり月平均51個(前年比3個増)に達した。カテゴリ別では「自動車」関連アプリのMAU増加が顕著で、1アプリあたりの平均利用時間は「コミック」カテゴリで前年比6.1分増と大きく伸びた。
世代別の利用時間を分析すると、Z世代(2000年代生まれ)が最も長く、1日平均5時間55分をアプリに費やしていることが分かった。また、すべての世代でSNSよりも動画アプリの利用時間が長い傾向が見られた。
時間帯別に見ると、アプリの利用は朝から増加し、12時台にピークを迎えた後、夕方から夜にかけて高い利用率を維持する傾向が確認された。
10代の利用率は朝から昼にかけて低く、60代以上は夜間や深夜の利用率が他の世代よりも低いことが分かった。
フラーが提供する「アプリ市場白書2024」では、アプリ市場全体の動向に加え、アプリの評価・レビュー、ユーザー数の推移、利用時間の変化、世代ごとのアプリ利用傾向などを詳細に分析している。