ハイブリッド型総合書店「honto」は、hontoサービス実施店の丸善、ジュンク堂書店、文教堂などと、hontoサイトで購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに集計した「2023年度 新成人が読んだ小説ランキング」を、発表した。

2023年度 新成人が読んだ小説ランキング トップ10

【1位】『汝、星のごとく』凪良ゆう/講談社
【2位】『変な絵 あなたには、この絵の「謎」が、解けますか?』雨穴/双葉社
【3位】『変な家 1』雨穴/飛鳥新社
【4位】『方舟』夕木春央/講談社
【5位】『恋とそれとあと全部』住野よる/文藝春秋
【6位】『街とその不確かな壁』村上春樹/新潮社
【7位】『#真相をお話しします』結城真一郎/新潮社
【8位】『レーエンデ国物語 1』多崎礼/講談社
【9位】『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒/集英社
【10位】『君のクイズ』小川哲/朝日新聞出版

2023年度 新成人が読んだ小説ランキングについて

 2024年1月8日は、成年年齢が18歳に引き下がって2年目の成人の日です。今回の調査では18、19、20歳のhonto会員の購買データから「小説・文学」ジャンルの売れ筋を紹介。

2023年、新成人に最も読まれた小説は凪良ゆうさん『汝、星のごとく』です。17歳で出会った主人公の二人。心に孤独と欠落を抱えながらも、一生懸命に生きる姿が胸を打つ。凪良ゆうさんは2020年の調査「2020年 二十歳が一番読んだ小説ランキング」でも『流浪の月』で1位を獲得しています。『流浪の月』も『汝、星のごとく』も本屋大賞受賞を受賞している。

2位『変な絵 あなたには、この絵の「謎」が、解けますか?』、3位『変な家 1』はホラー作家兼YouTuberとして注目を集める雨穴さんの作品です。『変な家 1』は昨年に続きランクインしており、人気の高さがうかがえる。24年3月には実写映画公開が予定されている。6位の『街とその不確かな壁』は村上春樹さんによる6年ぶりの最新長編。「失敗作」として40年以上封印されていた中編小説が改稿され、この一冊となった。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000950.000009424.html