SNSマーケティング支援サービスを提供する株式会社ホットリンクが、X(旧Twitter)のデータを分析し、2023年にX上で話題になったアーティストを調査し、その結果を発表した。

【調査方法】
国内の月間アクティブユーザー数が4,500万人を超えるXは、数あるSNSのなかでもリポストによる拡散機能をもち、気軽に投稿や会話がなされる特徴があります。そこで、主要音楽セールスランキングからピックアップしたアーティスト100組(※)を対象に、アーティスト名を含む投稿数を分析。※2022年までは、主要音楽セールスランキングからピックアップしたアーティスト30組を対象に実施
集計期間:2023年1月1日〜2023年12月10日
対象メディア:X(旧Twitter) ※10%サンプリングデータを利用。記載の数値は10倍に戻したもの。

2023年もアイドルグループが大活躍

音楽活動だけでなく、さまざまなメディアへの露出やプロモーション活動が話題となるため、コンテンツの量が多く言及数・UGC数の増加に繋がっている。また、最近ではTVだけでなくネット番組やYouTube・TikTokを始めとするSNSなど、コンテンツを披露する場が多いことも、アイドルグループにとっては追い風。

公式アカウントの上手な活用と、それを支えるファン文化

言及数やUGC数の多いグループは、特にSNSにおける公式アカウントの活用が上手いと感じる。最新情報の発信など事務的な情報展開だけではなく、オフショットやファンへのメッセージなど、ファンを楽しませるためのコミュニケーションを積極的に行なっている。

特定の人しか見られないファンクラブのみでの情報公開だけでなく、不特定多数の人がアクセスできるSNS上でもコンテンツを公開することで、それに共感したファンが情報を拡散する流れが構築されている。

特にKPOP関連のグループや個人名が急上昇している

グローバルで活躍するKPOPグループが、日本のエンタメ界に続々と進出。エンタメだけでなく、ファションや食品業界でも韓国文化の影響が大きくなっており、今後も広がりが予想される。


辻 元気
株式会社ホットリンク ソーシャルメディア事業本部 アナリティクス部
データアナリスト。2018年に入社し、ソーシャルリスニングツールのセールス・カスタマーサクセスに従事。現在はSNSの分析を強みに、大手企業アカウントのコンサルティングを複数社経験。ホットリンク社内の分析スキル向上も推進。分析のなかでも、エンタメ業界のトレンド分析が得意。MarkeZineにて「ソーシャルリスニング2.0 – TwitterからはじめるSNSのデータ活用」を連載。

引用元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000326.000002235.html