現在グラフィックデザイナーとして働いている人は、他のデザイナーの給料がいくらなのか気になったことはありませんか?

この記事では、グラフィックデザイナーの年収について調査した結果をまとめました。会社員だけでなく、フリーランスデザイナーについても調べています。
これを読めばグラフィックデザイナーの給料がどれくらいか、年収を上げるにはどうすればいいのかを知ることができます。

グラフィックデザイナーとして働いている、もしくは働く予定がある人は、今後のキャリアプランの参考になるでしょう。

グラフィックデザイナーの平均年収

グラフィックデザイナーと一口にいっても、会社員とフリーランスでは年収が異なります。また、同じ会社員でも企業規模や年齢によっても差が出ます。
この章では、会社員・フリーランス・年齢別の平均年収を紹介していきます。

会社員のグラフィックデザイナーの年収

DODAがまとめたデータによると、グラフィックデザイナーの平均年収(2018年)は337万円となっています。

グラフィックデザイナーの年収平均年収ランキング最新版(166職種の平均年収/生涯賃金) |転職ならDODA(デューダ)(https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/

クリエイティブ職種の平均年収が379万円なので、グラフィックデザイナーの年収は若干低いようです。
記事の後半でグラフィックデザイナーの年収を上げる方法を紹介していますので、参考にしてください。

企業規模による年収の違い

厚生労働省が平成28年に発表した賃金構造基本統計調査を参考に算出された、企業規模別の給与額です。
以下は統計データの「デザイナー」から算出した年収です。
※統計データはデザイナー全体の平均年収

社員数100人未満:約377.8万円、社員数1,000人未満:約401.3万円、社員数1,000人以上:約528.7万円となっています。

「10~99人」と「100~999人」の企業では大きな差が見られませんが、「1000人以上」の規模になると年収額は一気に差が開きます。
これは、大手広告代理店や出版社などの年収1000万円以上のデザイナーが平均を引き上げていると考えられます。

この結果から、年収をアップさせるには、規模の大きな企業にステップアップする必要があることが分かります。

フリーランスのグラフィックデザイナーの年収

グラフィックデザイナーのみを対象にした統計データではありませんが、フリーランス全般では300万~400万円のレンジに集中するようです。
参考:http://www.lancers.jp/magazine/20254

最近はフリーランス向けの仕事を多数紹介してくれるクラウドソーシングというサービスもありますが、単価が低くクラウドソーシングのみで稼ぐのは難しそうです。
クラウドソーシング大手のクラウドワークスが公開しているデータによると、サービス利用者で月収20万円を超えているのは111名(2015年)と一部に限られるようです。
ただ、名前が売れて大きな案件を引き受けるようになると年収700万~800万円、場合によっては1000万円を超えます。

口コミですが、こちらのサイトの投稿を見ると下は月収10万円から上は2000万円と、かなりバラつきがあります。
参考:http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2015/0526/714739.htm

フリーランスでは、諸経費に加えて年金・健康保険も全額自己負担しなければなりません。そのため、同じ年収の会社員よりも手取りは少なくなってしまいます。
フリーランスになる人は、収入だけではなく支出も計算に入れなくてはいけないので注意が必要です。

グラフィックデザイナーの年齢別の平均年収

グラフィックデザイナーの年齢別の平均年収平均年収ランキング最新版(166職種の平均年収/生涯賃金) |転職ならDODA(デューダ)(https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/

平均年収を年代別に見ると、20代:297万円、30代:361万円、40代:388万円、50代:418万円となっています。
グラフィックデザイナーの年収の伸びは他の職種に比べると緩やかです。単に長く勤めるだけでは年収が上がりづらいといえます。
そのため、年収をより確実に上げるためには、転職を含めさまざまな方法を検討する必要があるといえます。

年収を上げるには?

グラフィックデザイナーの年収を上げる
クリエイティブ業界は、ただ年を重ねれば給料が増えるわけではありません。年収を上げたいと思うなら、キャリアプランを考えて行動する必要があります。
年収を上げるためには、主に以下の4つの方法が挙げられます。
1)経験を積んで、スキルを伸ばす
2)転職する
3)独立する
4)副業する

それでは、一つずつ説明していきます。

1)経験を積んで、スキルを伸ばす

年収を上げるには、第一に経験と実績を積むことが重要です。ある程度の実力がつけば、社内での評価が上がり昇給・昇進につながります。
企業によっては、給料の伸びが緩やかな場合があります。そのような企業で働き続けても年収を上げるのは難しいので、後述する転職・独立を検討してみましょう。
転職や独立をするにも、スキルがなくては条件の良い転職先を選ぶことも、案件を獲得もできません。

デザインスキルを伸ばす重要な要素は以下の3つです。
・インプットする
・まねる
・時間管理を行う

インプットする
デザインには原則やセオリーがあり、まずはそれらを学ばなくてはいけません。時間のあるときにデザインに関する書籍を読むなどして、どんどんインプットしましょう。
また、普段から良いデザインに触れて評価することを心がけましょう。

まねる
優れたデザインを模倣することもスキルアップには重要です。もちろん、納品する制作物にはオリジナリティが必須ですが、優れたデザインを模倣して分析することは力になります。
有名なデザイナーや先輩社員などの作品を再現してみたり、ネットや書籍のチュートリアルを試してみたりするのもよいでしょう。

時間管理を行う
そして、時間管理です。ダラダラと残業や徹夜をしてはいけません。長時間の作業は疲労と眠気による効率低下を招きます。
納期ギリギリではなく、余裕をもって早めの期限を設定しましょう。そうすることで、集中力を高めることができます。
仕事をスピーディーに進める習慣をつけておけば、浮いた時間をデザインのブラッシュアップに使うことができ、作品の完成度が上がります。

2)転職する

今の会社の給料に不満があるのなら、転職も考えてみましょう。
うまくいけば100万円近い年収アップが見込めます。これだけ年収が上がるチャンスを見過ごすのは非常にもったいないことです。スキル次第では大企業に転職できる可能性もあります。
転職活動を通じて、自らの市場価値を知ることができます。

また、グラフィックデザイナーから他分野のデザイナーやイラストレーターにジョブチェンジする道もあります。グラフィックデザイナーの経験は、プロダクトデザイナー、Webデザイナー、UI/UXデザイナーなどの分野でも活かすことができます。

転職のメリットは年収だけではありません。
残業や休日出勤が多く、労働単価が低い場合も転職により仕事の環境が改善されるかもしれません。転職すると人脈が広がり、独立したときに役立つこともあります。

3)独立する

企業で経験を積んだ後、フリーランスや起業して独立する方法もあります。年収1000万円を超えるフリーランサーもいます。
ただ、会社員として働くよりもリスクが高く、仕事が取れず年収が下がってしまうこともあります。
独立するためには、実力だけではなく人脈を広げておく必要があります。
クライアントを見つけるための人脈はもちろん、フリーランス同士で仕事を融通し合える横のつながりも大切です。自分が多忙なときは仕事を回し、逆に相手に余裕がないときは仕事を引き受けられる関係を構築しておきましょう。

4)副業する

社内規定で副業を禁止している企業もありますが、そうでなければやってみるのも一つの手です。
クラウドソーシングや土日のみのバイトを活用すれば、本業との両立は可能です。
副業のメリットはお金だけではなく、会社の仕事とは違った経験を積むことができる点です。副業を足掛かりに独立につなげることもできます。

グラフィックデザイナーのキャリアパス

グラフィックデザイナーのキャリアパス
ある程度経験を積むと、デザインの制作だけでなくデザイン案をまとめるリーダーポジションに就きます。さらに地位が上がると、マネジメント業務も担います。
この章では、デザイナーとしてどのようなステップでキャリアを積むのかを解説します。
※以下に挙げる役職は一般的な名称で、企業によって異なる場合もあります。

チーフデザイナー

想定キャリア:5~6年目
デザイナーとしての経験を積み実力をつけると、デザインチームをまとめるリーダーポジションに就きます。自らのデザイン業務だけでなく、仕事の割り振りや部下の育成などを担当します。
想定年収は350万~400万円

アートディレクター(クリエイティブディレクター)

想定キャリア:7~10年目
アートディレクターは、企画全体をまとめる役割です。企業や案件によっては、デザイナー以外にフォトグラファーやコピーライターなどの上に立って指揮します。
また、スケジュールの管理や納期の調整、制作費の交渉やコスト管理などを行います。
デザインのスキルだけでなく、マネジメント能力も必要なポジションです。
想定年収は400万~700万円。大手企業であれば1000万円を超えることもあります。

このように、企業内で上のポジションを狙うには、リーダーシップを発揮し、マネジメント能力を向上させなくてはいけません。
日頃からチームとコミュニケーションをとり、時間やコストなどを意識しながら業務をこなすようにしましょう。

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まとめ

デザイナーは非常にやりがいのある職業です。クライアントや上司に作品を褒められたり、満足のいく作品を仕上げて、世の中や消費者から評価されたりしたとき、何物にも代えがたい達成感を味わえます。クリエイティブ職ならではの魅力もあります。

ただ、豊かな生活を送るには年収を上げることも大切です。好きなことを仕事にして、高収入が得られれば言うことはありません。
スキルアップや転職など、年収アップのために行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

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