――劇場版「沈黙の艦隊」(23)に抜てきされた監督・吉野耕平。Amazon Originalシリーズ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」(24)も成功に導き、さらに高まる期待感のなか託された、続編となる映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」。撮影に入る前からひたすらコンテを描き、撮影後には膨大なCG制作が待っていた。「環境的にも、キャスト・スタッフのみなさんにも、規模的にも恵まれた状況でやらせていただきました。それだけに、自身にもっと筋肉をつけないと、自分が育たないとダメだなと思っています」。遠回りしながらやっとたどり着いた映像の現場。その最高峰で、死闘の末に完成させた実写版「沈黙の艦隊」シリーズ最新作。心に残るシーンのひとつである荘厳な北極海を泳ぐ2頭の鯨。その姿が、共に闘い進み続ける、「やまと」と吉野の姿に重なる。――

いかに新しい見せ方ができるか

前シリーズの評価を受けて、続編となる本作の制作が決まりました。かなり特殊な作品なので、同じスタッフ陣じゃないと、クオリティー的にも、時間的にも厳しいということで、原作でも起伏に富んだ物語のパートですし、いろいろ考えて、乗りかかった船といいますか、ほかの人に任せるぐらいなら自分でやり遂げたいという想いもあり、引き続き監督をやらせていただくことになりました。パート1では、「沈黙の艦隊」の世界観をどうやって映像化するか、ある意味ゼロからの挑戦でしたので、手探りながらもとにかくやれるだけやったという感じでした。でもパート2となると、同じことやってもパワーダウンしちゃうし、観客のみなさんを飽きさせないよう、どうやって前作でつくったルールを少しずつ破って新しい見せ方ができるかということを考えました。

例えば、「やまと」の発令所です。前作では、シンボリックに見せるため、「やまと」の中は一定以上の広角レンズで撮らないとルール決めをしたのですが、あえて今回は、大胆に画角を広げ、いままでにないアングルで撮ったり、逆に固定カメラを据え置いてドキュメンタリー風の映像を入れたりしています。前回は「たつなみ」と「やまと」の対比で、「やまと」は正確無比で神秘的な世界として描いていたのですが、今回は、乗組員の汗や呼吸が感じられるような臨場感や、少しずつ生活感も出したりしています。あと前回は、1発1発が重いというか、撃つまでに非常に時間がかかっていましたが、今回はとにかく敵も強いし、ドッグファイトのような激しい撃ち合いが繰り広げられるスリリングな戦いですので、撃たれた魚雷をギリギリでどうかわすのかとか、魚雷の弾道を追う「やまと」内のカメラワークなども含め、よりエンターテインメント色が強くなっていると思います。

撮れるものはすべて実写でいきたいと考えていました

さらに、本作でより力を入れたひとつが“海の上の表現”です。前作も水中のシーンはかなり専門的にこだわり手応えがあったのですが、海上の軍艦の動きやバトルを描くのって難しくて。観客のみなさんの目も肥えているし、前作の直後に公開された映画「ゴジラ-1.0」(23)を拝見して、その部分の表現では正直及ばなかったなという思いもありました。本作では前回のリベンジの意味もあって、どうやって海上での動きを魅力的に見せられるかということにも挑戦しました。北極海の氷の海を進む「やまと」、さらに後半戦の大バトルにも注目していただきたいです。

潜水艦が前進したり、潜ったり、浮上していくところは実写です。前作から、撮れるものはすべて実写でいきたいと考えていました。本当にありがたいことに、海上自衛隊に全面協力いただいて、潜水艦が潜っていく瞬間だったり、海の中で潜水艦がどう見えているのか、泡の動きなどを撮影するために、潜水艦にGo Proカメラを設置させていただいて、前作は画角が180度ぐらいだったのが、今回は全方位撮れるInsta360も採用し、観客のみなさんの没入感をさらに高められるような映像やカメラワークを目指しました。北極海のシーンは、僕自身はロケには参加できなかったのですが、実際に現地で撮影をされている流氷写真の専門家の方がロケチームに加わっていただけることになりました。どういう素材がほしいかを綿密に打ち合わせさせていただいた上でチャレンジしていただいて、結果、僕らの想像を超える、素晴らしい映像をたくさん撮っていただけました。本作を象徴する非常に大切なシーンである、2頭の北極鯨の映像もまさにそうです。本当に偶然、幸運にも撮れた映像なんだそうですが、現地での撮影に精通していて、地元のみなさんとの関係も築けている方に参加いただけたことは本当に幸運でした。

大沢たかおさんはさすがでした

撮影期間は2024年8月15日から約2カ月間でした。前回よりさらに大きな倉庫にセットを組んで撮影を進めていきました。本シリーズはとにかく特殊な作品で、シーズン1のときは、撮ったものがどう仕上がるのか、役者さんを含め、自分たちはどういう形のどんなものに乗っていて、どういう画(え)になるのか、手探りが非常に多いシチュエーションでの撮影でした。でも今回は、役者の方々、撮影チームとも、作品の世界観が共有できていたので、現場が軌道に乗るのもすごく早かったです。ある程度勝手もわかっていたので、ある意味少しリラックスして、前回から1歩進んで、どうやったらよりうまく、より早くできるかといったことにもチャレンジできたように思います。

ただ、クランクイン時が非常に暑く、巨大倉庫での撮影ですから、冷房で冷やしても冷やしてもすぐ逃げていくし、撮影中は音の問題で冷房を止めなきゃいけないし、そこは本当に大変でした。潜水艦の内部の場面はアメリカパートから撮り始めたのですが、外国人の役者のみなさんも非常に過酷な状況のなかでの撮影で、結果的に息詰まる戦いのシーンでの汗や表情がものすごくリアルに撮れました。苦労をおかけして申し訳なかったですが……。オーロラに包まれる「やまと」艦長・海江田の場面もクレーンを使って試行錯誤しながらの撮影でした。オーロラはCGなのですが、北極海のシーンですので、海江田役の大沢たかおさんは完全防寒の衣装で大変だったと思います。本当に暑いなかでの撮影でしたが、演技にはそんなことは微塵(みじん)も感じさせず、さすがでした。

感情を感じてもらいたい

演出については、艦と乗組員とCGが一体化して描かれる世界観を目指して、人と人とのぶつかり合いや、感情を持ったように動く潜水艦といった表現が、観客のなかで違和感なく自然につながって見えるか、CGやアングルを含めすべて自分でコンテを描いて検証し、現場で役者のみなさんからのアイデアも採用させていただきながら進めていきました。気を配ったのは、「やまと」艦内の人物の位置関係です。基本的には乗組員みんな冷静に座って話をしているので、どうやって立って動いてもらうか。今作でも海江田艦長は動かせないのですが、中村蒼さん演じる副長の山中は動けるので、何かトラブルがあったらとにかく山中が駆けつける、不安を感じたときは山中が海江田を振り向く、その表情、その瞬間をどう切り取って見せるかといった手法をとりました。

あとはもともとセットされていた小道具を活かしたアイデアもたくさん採用しています。「やまと」の動きに合わせ上からぶら下がっているマイクを激しく揺らしたり、乗務員のノートや筆記具、ペットボトルを床に転がしたり、現場のいろんな人やものの配置を見て、ひとつのアングルのなかで、ひとりだけじゃなくて背後の人たちも含め、できるだけ状況がわかるように、カメラを据える場所と、潜水艦内という狭い空間のなかで最大限そこにいる人たちの感情や状況がわかるようにと、そんなことばかり考えていました。

撮影後がものすごく苦しい作品なんです

CGとVFXに関しては、1カットと1カットと終わらせていけばいつかゴールにたどり着くだろうと、本当に長距離マラソンを走るようにとにかく一歩でも前に進んでいこうという感じでした。もう全体を見ると恐くなっちゃうので(笑)。CGチームのみなさんは、無理だと思われる表現もひとつひとつ解決してやってくれる頼もしい人たちで、今回はある程度どういう画(え)になるのかが共通認識としてあったので、落ち着いてできた気はします。とはいえ、「これ、どうやって映像化するんだ!?」ってカットもけっこうあって、でもそれもチームみんなで1個1個カタチにしていきました。ただ、全貌というか作業量はなんとなく見えてはいたので、前回よりはもう少し楽かなと考えていたのですが、最後はやっぱり本当に苦しくて。CGのカット数が膨大にあるので、つくるのもチェックするのもひとつひとつやっていかなきゃならないので、撮影したあとがものすごく苦しい作品なんです。撮影が終わってからももうひと現場があるような感覚で、前回でヘトヘトになって、「もう二度とやらない!って思ったんだったな、そういえば……」って、本作の作業しながら、本当に最後のほうになって思い出しました。

印象深かったシーンのひとつに、海江田と津田健次郎さん演じる大滝議員の場面があります。CGチームと緻密に準備してかなりテクニカルに臨んだんです。大滝が乗るヘリを実際に倉庫のスタジオに入れて撮影したのですが、特に海江田と大滝のやり取りは、ヘリからカメラを引いて「やまと」のブリッジに姿を現した海江田までワンカットで映すというのを、ヘリ用の素材と「やまと」用それぞれ撮って合成しました。ヘリの高度は大体30メートルぐらいだからと、実際に模型をつくって角度も計算して、スタッフみんなでいろいろ準備して、でもいざやってみるとCGも合成もうまくいきすぎて、あんなに事前に準備したのにその苦労がまったく見えなくて。作品的にはいいことですが、CGチームのみんなはちょっと悲しんでました(笑)。

大学時代に独学でCGをつくり始める

生まれも育ちも大阪です。小学生の頃から映画は観ていましたが、ただ当時は本当に、宮崎駿監督やスティーブン・スピルバーグ監督の作品を金曜ロードショーなどのテレビで観る程度でした。中学生のときに親がたまたまWOWOWに加入して、それで、これまで自分が観てきた以外にいろんな映画が世の中にあるんだと知りました。月に一度届くプログラムガイドを読むのが好きで、作品紹介を見ながらどの映画を観ようかなって考えたり、監督特集を観て、監督によって作品のトーンが変わるんだ、この監督はアングルに特徴があるなとか、そういうことがだんだんわかってきて、初めてつくり手の存在を意識したような気がします。大学は潰しが効くというのが一番の理由で、理系の学部に進み生物化学の研究をしていました。映画に興味がありましたし、子供の頃から絵を描くのも得意で美術も好きだったんですけど、映像や絵の世界に踏み込む勇気がどうしてもなくて(笑)。

ちょうど大学1、2年生の頃に映像ソフトが出てきて、パソコンで説明書片手にCG制作の真似事のようなことを始めました。つくるのは面白かったですね。目の前で、絵ではない何か、パソコンの中だけで物事ができあがっていくというのがとても新鮮でした。当時は、ステーションIDなどのCGコンテストがたくさんあって、ちょうど世の中がデジタルクリエイターというものを面白がる時代だったので、自分もコンテストに応募したりしてそこで知り合いができたり。実写もつくっていました。最長で15分程度の実験映像的な作品でしたが、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)にも応募したりもしていました。2006年に大学院を卒業し、映像の仕事がやりたかったのですが、制作会社には受からなくて、近いところで考えて広告代理店に就職し、それを機に26歳で東京に出てきました。

一番大きかったのは、新海誠監督の存在でした

広告代理店ではプランナーやコピーライターをやっていました。新聞広告の文章やラジオCMを考えたり、それはそれで面白くはあったのですが、やっぱり映像をやりたくて、自主制作をしたり、ミュージックビデオの仕事を手伝ったりしていました。そんなときに、PFFが過去の入選者に、映像制作者としてこんな道があるよ、こんなの募集してるよと定期的に教えてくれていた情報を見て、それで「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト」に応募し、ndjc2014に選出されました。実は僕は物語をつくるのがすごく苦手で、ずっと絵ばかり描いていたのですが、広告代理店で、例えばラジオCMは言葉だけで物語を伝えないといけなくて、そういうことを何年かやっていくうちに話をつくるのがだんだん嫌いじゃなくなってきたんです。ndjcはプロのスタッフの指導を受けオリジナル脚本を開発し25分から30分の短編映画がつくれるということで、いまの自分ならやれるかもしれないと思ったんです。

広告代理店にいながら、ミュージックビデオや実験映像みたいなものをつくっていたのは、いまはその世界には行けてないけれど、でも映像制作でなら世の中の1歩先ぐらいのことはできるんじゃないかという想いがあって、いろいろ出口を探していたようなところもありました。大学生のときに再放送で観た、GAINAXがつくったアニメーション映画「王立宇宙軍 オネアミスの翼」(87)が衝撃的で、調べてみたら、庵野秀明監督をはじめメインスタッフのみなさんが20代で、当時の自分の歳と変わらないと知り、さらに衝撃を受けたことがありました。あとやっぱり一番大きかったのは、ほぼ同世代の新海誠監督の存在でした。新海監督が初めて手がけられた劇場アニメーション「ほしのこえ」(02)を観て、ひとりでここまでつくった人がいる。僕は10分が限界だったのに、約25分ちゃんとストーリーがあって、アニメーションのクオリティーも高い。置かれている状況も持っている道具も自分とそんなに変わらないはずなのに、同じようなスタートラインに立っていても自分はそこに行けなかった、行けてないと。ほかの仕事をしながらも、そういう人たちがいる以上、何か自分なりにやらなきゃなって想いに強く駆り立てられていました。

自分のすべてを使い果たしました

自分にとってもうひとつの転機のようなものは、広告代理店時代に心許せる人に出会えたことです。先輩から「どういうことが本当はやりたいんだ?」って聞かれて、「映像をつくりたいです。映画監督になりたいんです」ってざっくばらんに話したことがあって、大抵の人は「じゃあ、この会社じゃないね」って言うんですけど、その先輩だけは、「じゃあ、この仕事のなかで何かできそうなこと考えてみるよ」って言ってくれたんです。それから、「小さい仕事だけど、ラジオCMの演出だったらできるよ」「このCM案件予算が少ないから、演出やってみる?」って、いろいろチャンスをくれました。それが自分にとっては本当にデカかった。そういう人に出会えたことがとても幸運でした。いまは副業も自由な世の中になってきてるし、作品をYouTubeで公開することもできる。自分が本当にやりたいこと、諦められないことがあるなら、周囲に発信してみるのもいいと思います。それでもし理解ある人と巡り合えたら、それは大きな力になります。

CGの制作や演出は嫌いじゃないし、そういった技術を評価していただいて監督を任せていただいているところもあるので、本作でもギリギリまで頑張りました。CG制作ってまた違う膨大なエネルギーが必要で、実写の撮影現場は役者さんをはじめいろいろな人とのコラボレーション的なところが大きく、現場の勢いや偶然から思いもよらないいいカットが生まれるチャンスも多いので、ある意味、僕としては気を楽に臨めるんです。でもCGで地道にひとつひとつカットを積み立てていくのって、すべて自分たちにかかっているというか、少しでも手を抜いてしまうと、画(え)には映らない。そういうふたつの違ったエネルギーの使い方があって、本作のために自分のすべてを使い果たした感があり、いま完全に抜け殻状態です(笑)。大学時代、畑や温室でクローバーを育てていた自分が、映画監督になって、「沈黙の艦隊」シリーズを手がけるなんて、まったく想像していませんでした。ただ、映像には関わりたいとずっと思ってきて、最初から一直線っていうよりは、自分の好きなもののほうに少しずつ動いていたら、いまにたどりついた。本当にジリジリジリジリ地味に(笑)。最新作「沈黙の艦隊 北極海大海戦」は、そんな自分のこれまでの集大成と言っていいほど、すべてを注ぎ込んだ作品です。

吉野耕平(よしの・こうへい):1979年大阪府生まれ。大阪大学大学院理学研究科生物科学専攻修了。大学在学中より映像・CG制作を開始し、2000年には第22回PFFアワードで「夜の話」(99)で審査員特別賞を受賞する。広告代理店でCMプランナー・コピーライターとして活動するかたわら映像制作を続け、11年ディレクターとして独立。映画「君の名は。」(新海誠監督/16)にCG作家として参加するなど、CM、MVを中心に実写からアニメーションまで幅広く手がける。20年に初長編映画「水曜日が消えた」で脚本・監督・VFXを務め、さらにクリエイティブ業界をはじめ高い指示を得た、劇場長編2作目「ハケンアニメ!」(22)で第46回日本アカデミー賞優秀作品賞・優秀監督賞など多くの賞に輝く。大きな話題を集めた、映画「沈黙の艦隊」(23)、配信ドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 〜東京湾大海戦〜」(Amazon prime Video/24)に続く、待望の最新作・映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」でも監督を務めた。
映画「沈黙の艦隊 北極海大海戦」
〈大〉いなる平〈和〉と名づけられた原子力潜水艦「やまと」は、米第7艦隊を東京湾海戦で圧倒し、ニューヨークへ針路をとった。アメリカとロシアの国境線であるベーリング海峡にさしかかったとき、背後にベネット大統領が送り込んだ、アメリカ最新鋭原潜が迫る。「やまと」艦長・海江田四郎(大沢たかお)は、この航海最大の難局を制することができるのか。オーロラのもと、流氷が浮かぶ北極海で戦いの幕が切って落とされる。一方日本では、「やまと」支持をめぐり衆議院解散総選挙が行われていた。

出演:大沢たかお/上戸彩、津田健次郎/中村蒼、松岡広大、前原滉、渡邊圭祐/風吹ジュン/Torean Thomas、Brian Garcia、Dominic Power/Rick Amsbury、岡本多緒、酒向芳/夏川結衣、笹野高史/江口洋介
原作:かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」(講談社「モーニング」)
監督:吉野耕平 脚本:髙井光 音楽:池頼広
主題歌:Ado「風と私の物語」 作詞・作曲:宮本浩次 編曲:まふまふ
プロデューサー:戸石紀子、松橋真三、大沢たかお、千田幸子、浦部宣滋 ラインプロデューサー:毛利達也、眞保利基 撮影:小宮山充(J.S.C) 美術:小澤秀高(A.P.D.J)、長谷川真弘 照明:加藤あやこ 録音:林栄良 編集:今井剛、室谷沙絵子 VFX スーパーバイザー:西田裕 CGスーパーバイザー:稲村忠憲 スーパーヴァイジングサウンドエディター:勝俣まさとし リレコーディングサウンドミキサー:古谷俊幸 装飾:三浦伸一、遠藤雄一郎 衣装 :渡辺文乃 ヘアメイク:宮内三千代 スクリプター:堀菜々子 監督補:岸塚祐季 助監督:山口晃二 制作担当:桜井恵夢、木村義明
製作:Amazon MGM スタジオ 制作プロダクション:CREDEUS 協力:防衛省・海上自衛隊
配給:東宝
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Ⓒかわぐちかいじ/講談社
2025年9月26日(金)全国東宝系にて公開

インタビュー・テキスト:永瀬由佳