ナレッジホールディングス株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:道川内知氏)は2026年8月27日、AI検索・SEO業界の最新動向をまとめた「2026年8月版 AI検索業界レポート」を公開した。検索結果からどのサイトもクリックしない「ゼロクリック検索」がGoogle検索全体の47%(日本は41%)に達したことをはじめ、企業のSEO・LLMO(大規模言語モデル最適化)戦略に直結する5つの地殻変動を一次情報とともに整理している。
最も注目すべきデータは、検索1位ページのクリック率(CTR)の急落だ。Ahrefsが2026年7月に公表した調査によると、情報収集型キーワードでAI概要が表示された場合、検索1位ページのCTR低下率は2026年6月時点で日本が最大62.7%、米国が68.8%に達した。日本では2025年12月時点の−38.0%から半年でさらに悪化しており、「日本は海外より影響が緩やか」という前提はもはや通用しなくなりつつある。
また、AI検索の利用自体も急速に拡大している。博報堂DY ONE「AI検索白書2026」によれば、AI検索のプライベート利用率は27.6%(前回8.4%)、ビジネス利用率は29.9%(前回9.4%)と、いずれも半年で約3倍に伸長した。生活者・ビジネスの双方で、AI検索が情報接点として定着しつつある実態が浮かび上がる。
2026年8月の主なトピックとしては、GoogleマップのAI検索機能「Ask Maps」が日本を含む150以上の国・地域に拡大(8月6日発表)したことが挙げられる。さらに、Microsoft Clarityが生成AIでの引用を「ブランド指名/非指名」に分けて分析する機能を追加(8月3日)したほか、国内ではユーザーローカルが「LLMOダッシュボード」を発表(8月4日)するなど、AI検索対応の動きが国内外で加速している。一方、話題の「llms.txt」についてはGoogleが「検索・AI概要には影響しない」と公式に明言しており、同レポートはその検証結果も収録している。
同社は今回のレポートを通じ、「検索1位を取ればクリックされる」時代から「順位に加えて、AIに引用・言及されるかが問われる」時代への移行を明確に指摘する。今後は検索順位という従来指標に加え、AI検索での引用(Citation)獲得を並行して設計することが重要になるという見解だ。
「2026年8月版 AI検索業界レポート」はナレッジホールディングスの公式サイトで公開されている。
