株式会社AI Native(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田中慎氏)は2026年6月22日、エンジニアおよびPMを対象とした無料診断ツール「AI開発力スキル診断」を公開した。AI時代のソフトウェア開発に必要なスキルを9軸で評価し、約7分で強みと伸びしろを可視化する。

生成AIの業務活用が急速に広がる中、AIを「使う」スキルの可視化は一定程度進んできた。しかし、AIを前提にプロダクトを開発し、本番環境で運用し続けるスキルについては、体系的に自己評価できる手段がほとんど存在しなかった。AI Nativeは、自社のAX支援・AI研修の現場知見をもとに本診断を開発した経緯がある。

診断は「土台3軸」と「特化6軸」の計9軸で構成される。土台3軸はエンジニアリング基礎、言語化・コミュニケーション、効率・ROI思考の3つだ。特化6軸は課題設定・要件定義力、AIドメイン知識、品質保証、運用保守、プロセス設計、セキュリティ・ガバナンスで構成され、それぞれ「知識・設計力」と「実務経験」を分けて評価する。結果はレーダーチャートで表示され、強みや改善アクションも提示される。

先行利用者(2026年3月〜6月)の診断データを分析したところ、興味深い傾向が浮かび上がった。効率・ROI思考では88.6%、AIドメイン知識では85.7%がHigh評価を獲得しており、上流・思考系のスキルは全体的に高水準だった。一方で、運用保守(LLMOps)のLow評価率は17.1%、品質保証(eval)は14.3%と、本番運用・品質系のスキルで差がつきやすい実態が明らかになった。つまり、PoCは作れても、本番運用や品質担保のフェーズで実力差が生じやすいということだ。

また、本診断は個人のスキル把握にとどまらず、開発組織の採用・育成・アサインにも活用できる。採用では候補者のAI実装力を共通指標で比較でき、育成ではチームの弱点を可視化して研修テーマの設定に役立てられる。さらに、プロジェクトのフェーズに応じた適切なメンバー配置にも応用可能だ。

なお、AI Nativeは対象者別に3種類の無料診断を提供している。全社員向けの「AI活用診断 v2」、経営層・マネジメント向けの「AX Criteria」、そして今回公開したエンジニア・PM向けの「AI開発力スキル診断」だ。

「AI開発力スキル診断」は全21問、所要時間は約7分で無料で受診できる。診断URLはhttps://www.ai-native.jp/dev-assessment。