株式会社音楽之友社(所在地:東京都新宿区)が刊行する月刊誌『音楽の友』2026年8月号が、2026年7月16日(木)に発売される。今号の特集は「誕生40周年 『ドラゴンクエスト』の音世界」だ。定価は1,375円(本体1,250円+税)。

『ドラゴンクエスト』は1986年5月27日にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売された。ゲーム本体と同年、作曲者すぎやまこういち氏の指揮とNHK交響楽団のメンバーで構成された東京弦楽合奏団による「オーケストラ・ヴァージョン」がリリースされ、オーケストラが演奏するゲーム音楽の先駆けとして絶大な影響を与えた。すぎやま氏が生前「青少年のオーケストラ入門にしたい」と語ったとおり、その楽曲をきっかけにクラシック音楽へ親しむようになったファンを今日まで生み出し続けている。

特集では、シリーズの生みの親であるゲームデザイナー堀井雄二氏とスクウェア・エニックスのスタッフへのインタビューを皮切りに、東京都交響楽団のメンバーと指揮者・下野竜也氏による座談会を収録する。また、すぎやま氏がクラシック音楽からドラゴンクエストの音楽に至る道程を語った貴重な取材記事(再掲)も掲載。全ナンバリングタイトルの物語・システム・音楽面の特徴や印象的な楽曲の紹介など、クラシック音楽専門誌ならではの多彩な切り口で構成されている。

特集以外の記事も充実している。不定期連載「OVER THE BORDER」には、ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズの楽曲で知られる植松伸夫氏が登場し、クラシック音楽レーベル「Decca」からリリースした最新作の魅力を語る。さらに、角野隼斗氏、辻井伸行氏、庄司紗矢香氏、イム・ユンチャン氏らが登場した来日公演レポートや、東京交響楽団音楽監督に就任したロレンツォ・ヴィオッティ氏、東京都交響楽団次期首席指揮者ペッカ・クーシスト氏のお披露目公演レポートなども収録する。

編集長の岩永昇三氏は「ゲームを遊んだことのある人もない人も、聴くすべての人を『主人公』にしてくれる楽曲の数々は、力強く普遍的な魅力に満ちている。今回の特集が、より多くの人にそのエネルギーを体験していただくきっかけとなったら幸いだ」とコメントしている。

別冊付録として「コンサート・ガイド&チケット・インフォメーション」も付属する。詳細は音楽之友社の公式サイトで確認できる。