サンリオは5月13日、「2025年サンリオキャラクター大賞」の中間順位を発表した。今年で40回目を迎える本イベントでは、投票期間中の4月10日から5月6日までに寄せられたWEBおよび店舗での投票を集計し、上位20位までのキャラクターが明らかになった。
今回の中間発表で注目を集めたのは「ポムポムプリン」だ。昨年は4位に甘んじたが、今年は悲願の1位返り咲きを目指し、暫定ながらトップに立った。ポムポムプリンが最後に1位を獲得したのは2015年で、実に9年ぶりの快挙が現実味を帯びてきた。
一方、2位には5年連続王者「シナモロール」が続く。2020年からの連覇記録を伸ばし、6連覇を狙う構えだ。シナモロールは過去7回の1位獲得実績を持ち、根強い人気を証明している。3位は「ポチャッコ」で、昨年の2位から順位を一つ下げたものの、ここ5年は常に上位を維持している。上位3キャラクターはいずれも犬のキャラクターで、サンリオにおける「三大犬キャラ」として不動の存在感を見せている。
4位には、登場から20周年を迎える「クロミ」がランクイン。5位は長年の看板キャラクター「ハローキティ」がキープした。さらに今年、アニバーサリーイヤーを迎えている「マイメロディ」「リトルツインスターズ」(ともに50周年)や、「ハンギョドン」(40周年)といった歴史あるキャラクターの動向も注目されている。
中間順位で10位に食い込んだのは「あひるのペックル」だ。昨年に続きTOP10入りの期待が高まっていたが、その期待通りの展開となった。また、北米を中心に人気を伸ばす「ウサハナ」や「チョコキャット」も順位を上げ、グローバルでの支持の広がりがうかがえる。
海外でのランキングも注目されるポイントだ。「ポムポムプリン」はアメリカを含む10の国と地域で暫定1位を獲得し、世界的な人気を裏付けた。加えて「チョコキャット」「アドローザトルマリィ」「ウサハナ」などが複数地域で順位を上げるなど、国際的な盛り上がりを見せている。
今年は40周年という節目の年を記念して「40周年特別賞」も新設され、現時点での該当キャラクターには中間順位40位の「ジュエルペット」が選ばれている。
また、キャラクターと企業・ブランドなどとのコラボレーションを対象とした「パートナー部門」では、TBSテレビの朝番組「ラヴィット!」のキャラクター「ラッピー」とのコラボが首位となった。惑星ラヴィット!からやってきたという設定のラッピーは、「LOVE」と「HAPPY」を世界に届けるというメッセージ性でも人気を集めている。
最終結果の発表は、6月29日にパシフィコ横浜で開催される「SANRIO FES 2025」内で行われる予定だ。今年はイベントの初となる2日間開催で、28日・29日の両日にわたりさまざまなステージやアトラクションが予定されている。特に注目されるのは、50周年を迎える「マイメロディ」「リトルツインスターズ」を祝うアニバーサリーステージや、音楽とダンスで盛り上げる「サンリオキャラクタースペシャルライブ」などの豪華プログラムだ。
チケットは、サンリオグループ共通の会員サービス「Sanrio+」にて、5月16日まで観覧付きチケットの抽選申し込みを受け付けている。
「サンリオキャラクター大賞」は1986年に「月刊いちご新聞」誌上で始まり、今年で40周年。450を超えるキャラクターの中からファンが選ぶ投票形式のこのイベントは、年々規模を拡大し、昨年の総投票数は5707万票を超えた。SNSでも大きな話題を呼び、トレンド入りするなど、多くのファンから注目を集めている。
今年のテーマは「キミと未来へ ジャ~ンプッ!」。キャラクターたちが未来に向かって飛躍する姿を描き、ファンとともに歩む希望と前進のメッセージを込めている。投票締切は5月25日まで。果たして栄冠は誰の手に渡るのか、今後の展開から目が離せない。
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