株式会社パタンナー(本社:東京都品川区、代表取締役:深野 嗣氏)のデータチームは、生成AI・AIエージェントとデータ基盤の最新動向を読み解く総括レポート『生成AI導入率87%、なぜ成果は出ないのか? AIの成否を決める”データの状態”を読み解く(Vol. 2026.08)』を無料公開した。

日本企業における生成AIの活用・推進度はすでに87%に達し、導入自体はもはや前提条件となっている。しかし多くの現場では「入れたが成果が出ない」という悩みが続いているのが実情だ。その最大の原因として同社が指摘するのが、AIは投入されたデータの質を超える答えを返せないという構造的な問題である。Gartnerは「共通のセマンティックレイヤー(意味の定義)を欠くAI分析は、2028年までに60%が失敗する」と予測しており、部署ごとにデータの定義がバラバラな状態や、現場のデータが紙やExcelに眠ったままの状態では、高性能なAIを導入しても成果には結びつかない。

本レポートでは国内外の5つの重要ニュースを軸に、AIの成否を分けるデータ基盤の重要性を現場目線で解説している。まず「導入率87%の先に残る本当の課題」として、モデル選定よりも全社で用語・指標の定義を揃えるデータ整備の投資対効果が高いことを示す。次に「紙とExcelに眠るデータをどう見つけるか」という足元の現実を取り上げ、最初から完璧なガバナンスを目指さず小さく始めることの重要性を説く。また、AIエージェントが「意味」を読むうえで不可欠なセマンティックレイヤーの役割、2026年8月2日に本格執行が始まったEU AI Actへの対応として求められる「説明できるデータ」の整備、さらに倉庫の現場が自然言語でデータと対話するDatex社の事例も紹介している。

同レポートはCDO・CIO・情報システム部門長、DX・AI推進リーダー、経営層・事業推進責任者など、データ基盤の整備や競争優位の確立を検討する立場の人材に向けた内容となっている。PDFは同社のWebサイト(https://tazna.io/contents-weeklyreport-260812)から無料でダウンロードできる。

なお同社は、データカタログ「タヅナ」の開発・運営のほか、データ戦略コンサルティングや人材育成・組織開発も手がけている。代表取締役の深野氏は著書『会社のデータを”誰もが使えるデータ”に変える データカタログという魔法』を通じて、専門知識がなくても取り組めるデータ活用の本質を広く発信している。