札幌PARCO(札幌市中央区)は3月4日から29日まで、「PARCO GRAPHIC POSTER EXHIBITION SPRING」を開催する。公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)北海道ブロックとの共催で、春をテーマに札幌を拠点とするアーティストやデザイナー計84人が制作したポスター作品84点が展示される。

展示は館内1階から7階へと続く階段空間「STEPS 207」を活用し、来館者が巡りながら作品を鑑賞できる構成となっている。ポスターが連なって広がる空間は、上階へ進むごとに新たな感性と出会う体験を生み出す。明るい色彩や柔らかなモチーフなど、各クリエイターが春を多様な視点で表現し、グラフィックデザインの魅力を身近に感じられる機会となる。

また、7階ギャラリー「SPACE 7」では3月15日まで、JAGDAが主催してきたポスター展のアーカイブ作品も紹介される。過去の優秀作を通じて、デザインの歴史とその発展をたどることができる内容だ。これまでに培われたデザイン文化を振り返りながら、次世代の才能にも焦点を当てる構成となっている。

JAGDAは1978年に設立され、約3,000名の会員を擁するアジア最大級のデザイン団体である。展覧会やアワードの運営、地域振興や公共デザインへの取り組みを通じ、デザインの社会的価値を広げてきた。今回の企画もその一環として、地域とデザインを結び付ける試みといえる。

入場は無料。春の訪れを感じさせる色と形に包まれながら、札幌のデザインシーンの今を感じ取ることができる展覧会である。

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