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京都芸術大学と東北芸術工科大学による学生選抜展「DOUBLE ANNUAL 2026」が、2月21日から3月1日まで国立新美術館で開かれる。会場は東京・六本木の3階展示室3A。両大学の学生が共同で作品を展示し、芸術を通して現代社会への視点を提示する。

本展のテーマは「遠くへ旅する者は多くの物語を語ることができる?/Long Ways, Long Lies?」。ベルギーのことわざをもとに、旅と語り、真実と虚構の関係を問い直す内容となっている。長い旅の末に語られる物語と、そこに生じる曖昧さを、アートの創造的営みと重ねて探る試みだ。

展覧会は、学生が現役のキュレーターと協働しながら企画・制作を進める教育プログラムの一環である。京都芸術大学の堤拓也氏と東北芸術工科大学の慶野結香氏がディレクターを務め、森美術館館長の片岡真実氏が監修を担当する。2022年度から両校合同企画として進化し、「アートに何ができるのか」を問い続けてきた。

今年は両大学から64組73名が応募し、審査の結果11組11名が出展を果たした。学生は制作指導を受けながら、展示構成や企画にも関与する。さらに展覧会の記録や発信を担う「アート・プラクティショナー」と呼ばれる学生スタッフも参加し、運営全体を支える。

展示には京都と山形、二つの地域で学ぶ学生の視点が交錯する。遠くから来た者、地元に留まる者、それぞれの「旅」の体験を作品に昇華し、現代社会と向き合う。会場は両校の中間地点である国立新美術館。地理的にも象徴的な場所で、学生たちの思考と感覚が交わる空間が形成される。

プロジェクトは、将来アーティストとして活動を続けたい学生に実践の場を提供することを目的としている。準備の過程から展示終了までの体験を、学生一人ひとりの「旅」と見立て、成長の糧とする狙いだ。

「DOUBLE ANNUAL」は京都芸術大学と東北芸術工科大学の姉妹校連携によって生まれた展覧会で、今後も継続的に開催が予定されている。芸術教育の新たな実践の場として、若い表現者たちの挑戦に注目が集まる。

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