映画監督の是枝裕和氏が12月27日、福岡市で開催される「ふくおか国際映画祭WE」に登壇することが決まった。上映作品は、是枝監督の代表作の一つ「そして父になる」。第66回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した本作は、病院での赤ん坊の取り違えをきっかけに、家族の絆と親子の意味を問いかける物語である。
上映は27日午前10時から、福岡市中央区の電気ビル共創館4階「みらいホール」で行われる。上映後には、是枝監督が登壇し、観客の質問に直接答えるティーチインが予定されている。監督の創作の背景や撮影現場でのエピソードを聞く貴重な機会となる見通しだ。
同映画祭のテーマは「子どもと生きることで見える社会の可能性」。主催は「ふくおかクリスマスフェスタ実行委員会」と一般社団法人クリエイティブ共生都市、共催は株式会社電気ビル。会場は福岡市地下鉄七隈線「渡辺通駅」から徒歩1分の場所にある。
映画は配信でも視聴できるが、映画祭関係者は「大スクリーンでこそ作品の世界が立ち上がり、是枝監督の映像の細部がより鮮明に感じられる」として、来場を呼びかけている。
「ふくおか国際映画祭」公式サイト:https://fiffwitheyeryone.studio.site/



