バーチャルコワーキングアプリ「Teracy(テラシー)」を展開するTeracy株式会社は5日、クリエイティブキャンペーン『Alone Together』を公開した。孤独なクリエイターを励まし、創作の時間に寄り添うことを目的とした映像作品である。
本作には、がーこ、驟々みそばた、ななみ雪、Pixel Jeff、モトクロス斉藤、Yusuke Shigetaといった6名のアーティストが参加した。彼らはそれぞれの手法で「机に向かうクリエイターの背中」を描き、創作の裏にある孤独と集中を映像として表現している。音楽は作曲家の近谷直之が担当した。
キャンペーンのテーマは「ひとりでも、ひとりじゃない」。リモートワークや個人制作の環境下で感じる孤独を否定するのではなく、共有可能な創作の一形態として肯定する姿勢を示した。Teracyは、誰もが別々の場所で作業をしながらも同じ空気を共有できるオンライン空間を目指している。
Teracyのクリエイティブディレクター、チャン・プーフイは「この映像はアプリを宣伝するためのものではなく、“孤独”にどんな価値を見いだせるかを伝える作品」と語った。制作過程の机の散らかりや夜更けの光といった「まだ途中にある時間」を描き、創作の本質的な瞬間を浮かび上がらせているという。
Teracyは「ひらけば、仲間がそこに。」をコンセプトとする次世代バーチャルコワーキングアプリで、WebやPC、iOS環境で利用できる。ユーザーの活動が自動表示され、他者の努力が感じられる共感的な作業空間を実現している。京都市に本社を置くTeracy株式会社は2021年設立。国内外で利用が広がりつつある。



