note株式会社は日本初の複合書籍チャート「Billboard JAPAN Book Charts」にデータ提供を始めた。このチャートは紙書籍、電子書籍、図書館貸出、SNS反響を統合したもので、note上の書評や読書感想文がSNS指標としてランキングに反映される。世界17カ国で音楽チャートを展開するBillboardにとって書籍チャートは初の試みだ。
noteでは#読書感想文のハッシュタグ付き記事が27万件以上投稿され、新刊紹介からマンガの推しポイントまで多様な読書文化が育っている。これらの記事数と読者反響がチャートのデータ源となり、販売部数では見えない作品の盛り上がりを可視化する。株式会社阪神コンテンツリンクの打診を受け実験を重ね、本格提供に至った。
連携の一環でBillboard JAPANは四半期ごとにnoteクリエイターの記事をピックアップして紹介する。これにより読者が本と出会う機会が増え、著者や出版社はリアルな声を把握しやすくなる。noteは出版社との協力で読書場を広げ、チャート上で記事反響を確認可能にした。
チャートは毎週木曜に公開され、総合「JAPAN Book Hot 100」やジャンル別、年代別を展開する。noteは2014年開始のメディアプラットフォームで、会員1052万人を有する。
「Billboard JAPAN Book Charts」公式サイト:https://billboard-japan.com/charts/book/



