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株式会社ボーンデジタル(東京都千代田区、CEO:新和也)は、赤羽理人による小説『美術商ローラと家路を急ぐ青年』を2025年11月下旬に発売すると発表した。本作は第1回「CGWORLDノベルズコンテスト」で特別賞を受賞した作品である。

物語の舞台は、描いたものが実体化する不思議な森。故郷へ戻れずにいる青年ジルは、美術商を名乗る少女ローラと出会う。彼女は「この森から解放してあげる」と告げ、そのための条件として“誰も見たことのない竜”を描くよう求める。二人の交流を通じ、ジルが新たな「帰る場所」を見つけていく再生の物語となっている。

本作はファンタジーの中に繊細な心情描写を織り交ぜた連作幻想奇譚であり、読者の心を震わせる構成が特徴だ。著者の赤羽理人は、人と異界の存在との触れ合いを瑞々しい筆致で描く注目の新星作家であり、本作がデビュー作となる。

「CGWORLDノベルズコンテスト」はクリエイターの創作活動を支援する目的で開催され、応募者の多くがクリエイティブ分野の専門家という特徴を持つ。審査では読者投票も実施され、最優秀賞と特別賞が選出された。

『美術商ローラと家路を急ぐ青年』は定価2,530円(本体2,300円+税)で、四六判・464ページのボリューム。物語世界の細部まで描き込まれた美しい幻想が、書籍として形を得ることとなった。

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