株式会社翔泳社は10月21日、書籍『AIでゼロからデザイン』（著・川合卓也）を発売した。本書は生成AIを活用して、デザイン経験のない人でも見る人に伝わるビジュアルを作る方法を紹介している。
生成AIはChatGPTやGemini、Adobe Fireflyなどを代表に、これまで専門家の領域とされてきたデザインの常識を覆している。本書では、AIによる画像生成の基本から、スタイルや構図の指定、出力後の調整方法まで、実践的なプロンプトとともに丁寧に解説している。AIの仕組みやデザイン原則を学びながら、広告やSNS投稿などの実務に即したデザインを生み出すスキルを身につける構成だ。
著者の川合卓也氏は、株式会社SHIFT AIの最高デザイン責任者として活躍するデザイナーである。紙媒体からWeb、アプリケーションUIまで幅広い領域を手掛け、AIとマーケティングを融合したクリエイティブ制作を推進してきた。X（旧Twitter）での情報発信や法人向けセミナーなどを通じ、AI×デザインの教育普及にも尽力している。
本書は、プロンプト設計を学びたいマーケターや、AIを活用して効率的に広告制作に取り組みたいビジネスパーソンにも最適とされる。価格は税込2,310円で、全国の書店やオンライン書店で購入できる。
翔泳社によると、AIがもたらすデザイン環境の変化は、発想を形にするハードルを大きく下げている。著者は「センスではなく、理解と手順があれば誰でも伝わるデザインをつくれる」と語っており、AI時代の新しいクリエイティブ思考を提示する一冊となっている。
