世界中で人気を集めるゲームメーカーのカプコンが手がけた作品の魅力を紹介する「大カプコン展 ― 世界を魅了するゲームクリエイション」が、10月19日から鳥取県立博物館で始まった。大阪、名古屋に続き、今回が鳥取会場での開催となる。
展覧会では、同社の代表作の企画資料や原画、ポスター、パッケージデザインなどを通じて、ゲームづくりの工程とクリエイターの発想力を紹介する。手描きの企画書やドット絵時代の制作資料、最新技術による映像体験も展示され、ゲーム文化の進化を多角的に体感できる構成だ。
特に注目を集めるのは、人気キャラクターが登場する映像演出「キャラクターパレード」や、表情に合わせてキャラクターが動く「フェイシャルトラッキングミラー」、モーションキャプチャー体験ができるコーナーだ。デジタルツールが一般化する以前の創意工夫や技術の変遷を学べる展示も見どころとされている。
また、来場者がタブレットを使ってカプコン作品のキャラクターをドット絵で再現できる「カプコンピクセルラボ」も開設された。会場では、各展示の詳細や鳥取会場特有の構成を確認できるパンフレットも配布されている。
会場の鳥取県立博物館は、JR鳥取駅からバスでアクセスできる。館内の展示は午前9時から午後5時まで公開され、月曜などの休館日を除き、12月7日まで開催される。入場料は一般1,000円で、大学生以下や70歳以上、障がいのある人などは無料となっている。
主催は大カプコン展実行委員会(鳥取県立博物館、日本海テレビジョン放送、読売新聞社)で、特別協力としてカプコンが参加する。



