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横浜市保土ケ谷区の相鉄線高架下を舞台に、若手アーティストによるパブリックアート展「保土ケ谷高架下ART LINE 2025」が10月31日から11月30日まで開催される。主催はクリエイター向けスタジオ「PILE -A collaborative studio-」で、入場は無料。一部イベントは要事前申込となる。

本展は、PILEが運営する若手支援プログラム「PUSH FOR CREATION(P4C)」の成果発表として企画された。制作スペースや展示環境を無償で提供し、公共空間での作品発表までを支援する同プロジェクトは、創作機会を得にくいクリエイターに実践の場を与えることを目的としている。展示では、相鉄線星川駅~天王町駅間の高架下空間「星天qlay」や横浜ビジネスパーク「ベリーニの丘」などが会場となり、日常にアートを溶け込ませる構成が特徴だ。

参加アーティストは4名。遠峯未来は帷子川を題材に地域の自然環境を描く。犬山さきは高架下の落書きをモチーフに感情をテーマとした絵画を制作する。SAKANAGIは相鉄線車両を龍に見立てた幻想的な絵巻を出展。八花千代は星川や天王町で出会う人々の温もりを写真で表現する。それぞれが異なる視点で街と人との関係を映し出す。

期間中は関連イベントも予定されている。開幕日夜にはアーティストトーク、11月にはコーヒーを片手に交流できる朝のラウンジイベント、さらにガイド付きツアーとワークショップも行われる。

PILEは2023年に誕生したコワーキング型スタジオで、アートやデザイン、クラフトなど多様な創作を支える拠点として活動している。運営代表の津田賀央は「創作が街とつながることで、地域文化の新しい形を築きたい」と話す。
高架下から始まるアートの“ライン”が、横浜に新たな文化の潮流を生み出すことになりそうだ。

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