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広告業界の現場を記録したドキュメンタリー映画「The Creative Life」の予告編が10月14日に公開された。作品は虎ノ門ヒルズのTOKYO NODEで10月24日から始まる「虎ノ門広告祭」で初上映される予定だ。

「The Creative Life」は広告クリエイターたちの一日を追い、彼らが抱く葛藤や情熱をリアルに映し出す。表向きの華やかさだけではない、考え、悩み、創り続ける人間の姿を描く作品となっている。監督を務めるのは高橋一生。多くのミュージックビデオや広告映像を手掛けてきた映像作家であり、登場人物たちの素朴な一言や不器用な瞬間を丁寧に切り取っている。

主題歌にはキリンジの「ナイーヴな人々」が起用された。広告という世界の華やかさの裏にある繊細な感情を象徴する楽曲であり、企画を担当した鈴木健太の提案により決定したという。鈴木は本作について「クリエイターという生き物のすべてをさらけ出す映画にしたかった」と語る。大学を辞め、電通に入社した自身の経験を重ねながら、業界を支える多様な人々の姿を記録する企画を立ち上げた。

制作には、多くの広告やミュージックビデオを手がけるTOKYOと太陽企画株式会社が参加。出演には東畑幸多、栗田雅俊、尾上永晃ら18名の現役広告人が名を連ねる。音楽プロデュースは原田瞳、撮影は高橋一生と宮島遥夏が担当している。

映画の公開に合わせて、特設サイトでは予告映像も配信中だ。創造の最前線に立つ人々が「何を考え、何と戦っているのか」。その問いに迫る本作は、広告業界のみならず、働くすべての人に響く作品となりそうだ。

「The Creative Life」は「虎ノ門広告祭」の期間中、TOKYO NODEで初上映される。イベントは10月17日から24日まで開催され、広告界の巨匠から新進気鋭のクリエイター約400名が参加する予定だ。会場では120を超えるセッションや展示が行われ、ビジネス、アート、テクノロジーを横断する創造の祭典となる。

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