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国内外の現代アートを体感できる大規模フェスティバル「MEET YOUR ART FESTIVAL 2025(MYAF 2025)」が、10月10日から13日まで東京・天王洲運河一帯で開催される。主催はMEET YOUR ART FESTIVAL実行委員会と東京都。会場は寺田倉庫を中心に七つのエリアを設け、多彩な企画を展開する。

本イベントには150名以上のアーティストが参加し、アートエキシビション、アートフェア、マーケット、ライブステージ、トークセッションなど、幅広い体験型プログラムを用意した。特色は「アートを五感で体験する」没入型の展示であり、特にエキシビション「Ahead of the Rediscovery Stream」が注目を集めている。

同展のアーティスティック・ディレクターを務めるのは俳優の森山未來。折元立身、和泉侃、手塚愛子ら7組のアーティストが参加し、身体性や記憶をテーマにした多層的な空間を構築する。Chim↑Pom from Smappa!Groupと小室哲哉によるコラボレーション作品《SUN》では、「生命の誕生」をテーマに音楽とパフォーマンスを融合させ、来場者の感覚を揺さぶる演出が予定されている。

さらに、亡き折元立身の代表作《パン人間》が再構成され、作家不在の中で初の上演を実施する。手塚愛子は本展に合わせて新作を発表し、歴史と現代文化の交錯を織り上げる視点を提示する。森山は本展について「日本文化が持つ芸術の活力を再発見する契機にしたい」と語り、日本的感性の再考を示唆した。アドバイザーの秋元雄史は「創造の連鎖を未来へつなぐ象徴的な場」と評価している。

B&C HALLではアートフェア「MEET YOUR ARTISTS」を開催。44組の新進アーティストによる500点以上の作品が展示・販売される。平面、立体、インスタレーションなど、多様なジャンルの新作が並び、来場者はアーティストとの対話を通じて作品の世界に触れられる。「CROSSOVER」部門では、ファッションや音楽とアートが融合したコラボ展示を実施し、カルチャーの新たな交差点を提示する。

また、ストリートアート界の巨匠バリー・マッギーによる大型ミューラルが天王洲のポンプ場に登場する。MYAF期間中に一般公開され、会期後は作家本人の手で加筆されて恒久設置される予定だ。

サテライト企画として、MVMNTによる「TOKYO [UN]REAL ESTATE」や、昨年の「Currents Art Award 2024」受賞者によるグループ展「Perspectives from Currents Art Award 2024」も同時開催される。会期中は、マーケットや音楽イベントも予定され、天王洲全体がアートの街としてにぎわう。

チケットは前売り券が一般2,500円、学生1,500円。当日券も用意されている。公式サイトでは各展示の詳細とアーティスト情報を公開しており、今年の秋、天王洲が日本のアートシーンの中心となる。

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