テクノロジーとクリエイティブの祭典「明星和楽2025」が、10月11日に福岡市中心部で開催される。前日10日には関連イベント「RAMEN TECH COMMUNITY MEET UP」も開かれ、2日間にわたり福岡の街が大規模な交流の場となる。
今年で20回目を迎える明星和楽は、2011年から続くイベントで、異なる分野の人々が交わり新たな価値を創り出す場として発展してきた。今回のテーマは「Express Hue」。リアルな体験とAIをはじめとする生成コンテンツが混在する時代において、多様な感情や個性を色に例え、その表現を楽しむことを来場者に問いかける。絵や音楽、プログラミングなどを通じて個性を形にし、新しい色を生み出すことがイベントの狙いとなっている。
当日はアイドルやお笑い芸人によるライブ、DJショーをはじめ、最新テクノロジーの展示や親子向けワークショップなど幅広いプログラムが予定されている。街全体を舞台にすることで参加者同士の交流が促され、新たな発見や成長へとつながることが期待される。
今年から実行委員長を務める波止氏は「明星和楽の魅力は実験ができる場であること。面白さを大切にしながら新しい体制で挑む」と意気込みを語った。現在、スポンサーやブース出展者、運営を支えるスタッフを募集しており、市民とともに盛り上げていく考えを示している。
「RAMEN TECH COMMUNITY MEET UP」は10月10日、福岡大名ガーデンシティパークで約400人規模で開催。音楽ライブやトークイベント、ビンゴ大会などが用意される。続く11日の本会期は大名カンファレンスやライオン広場など複数の会場で開かれ、入場は無料となる。混雑が予想されるため、来場前に公式サイトで出展内容を確認するよう呼びかけられている。
明星和楽実行委員会は「福岡発のカルチャーとテクノロジーの交わりを世界に発信する場にしたい」としており、今後も活動を通じてアジア、さらに世界へと広がることを目指している。


