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2025年7月12日から開催されるメタバースイベント「バーチャルマーケット2025 Summer」において、インテル株式会社が初出展する体験型ブースがVRChat上に公開される。展示会場は「パラリアル東京」に設置され、インテルと株式会社HIKKY、そしてVRChatのクリエイターによって構成された「チームインテル」が共同開発したコンテンツとなる。

このブースでは、1978年に登場したIntel 8086から、2025年にリリースされた最新のインテル® Core™ Ultraプロセッサーに至るまでの進化の歴史を、全5ステージのゲーム形式で体験できる。参加者は各時代のCPUの特徴や技術革新を反映した空間で、クリックやジャンプ、タイミング操作などのミニゲームを通じて、インテルCPUの進化の過程とその性能の飛躍を実感できる仕組みだ。

ステージ1では、コマンドラインが主流だった8086時代の世界観を再現し、ジャンプ操作でCPUリソースを蓄積する。ステージ2はインターネットが普及し始めた1990年代後半のPentium時代で、発電をテーマにした協力型ゲームが導入されている。ステージ3では「XPの草原」で知られる風景を背景に、マルチコア化による発熱と冷却の課題をゲーム化。ステージ4はRGBライティングが象徴するゲーミング時代を背景に、オーバークロックをテーマにしたスキル型ゲームが展開される。そしてステージ5では、AIやNPUを搭載した最新のIntel Core Ultra時代を象徴する未来的な空間が広がり、参加者は蓄積したリソースを用いてアイテムを獲得する「ガチャ」を楽しむことができる。

今回のプロジェクトは、単なる技術展示にとどまらず、クリエイターとの共創を軸に据えた取り組みである点が特徴だ。インテルはこれまで、プロセッサーやAIチップといった半導体技術の革新により、デジタルクリエイターの活動を支えてきた。バーチャルマーケットへの初参加となる今回は、VRChatで活動する8名のクリエイターとともに「チームインテル」を結成し、新たな表現の場を創出した。

インテルブースのディレクターを務めるなごみ氏は、「AIは未来をつくる力になる」と語る。制作過程では複数のAIツールを実際に活用し、創作支援ツールとしての有用性を再認識したという。ブースは技術を体験するだけでなく、未来への想像力を刺激する場でもあると位置付けている。

「バーチャルマーケット2025 Summer」は、2025年7月27日まで開催される。VRChatを通じて誰でも来場可能で、PCとVR機器があれば自宅からでもアクセスできる。なお、開催に先立ち、報道関係者向けに7月7日から11日まで先行体験・取材会も実施されている。

イベント主催の株式会社HIKKYは、メタバース分野で多くの実績を持つ企業であり、今回も「Creative Revolution」の理念のもと、多様なコンテンツを展開する。未来の技術と創造の可能性を体感できるこのイベントに、多くの来場者が期待を寄せている。

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