大阪芸術大学デザイン学科3年生の堀江志歩さんが、アドビ社主催の世界的なデザインコンテスト「アドビ認定プロフェッショナル世界学生大会2025」の日本代表に選ばれた。日本代表発表は、2025年6月4日(水)に東京都千代田区の東京會舘で開催された「MOS/アドビ認定プロフェッショナル世界学生大会2025 入賞者表彰式&日本代表発表会」で行われ、堀江さんは出場権と表彰状を授与された。

この大会は、アドビ製品を活用してデザインスキルを競い合う世界規模のコンテストで、今年で12回目を迎える。次世代のクリエイター育成を目的とし、各国から優秀な学生が選抜される中、日本ではデザインコンペを通じて3名が入賞し、その中から堀江さんが代表に選ばれた。堀江さんは、大阪芸術大学で開講されている客員教授・吉良俊彦氏による4つの講義を通じて大会を知り、意欲的に応募。厳正な審査を経て日本代表の座を勝ち取った。

今回のデザインテーマは「サステナブルなファッション」で、堀江さんの作品は、シンプルで視認性の高い構成に加え、擬人化表現を用いた感情訴求力が評価された。審査員からは、啓発性と共感性を両立したアプローチであり、見る人に「自分ごと」として受け止められる可能性に期待が寄せられた。

堀江さんは、「自分の名前が呼ばれた瞬間、信じられないほど驚いた。受賞できたのは、大学で学んだ技術や多くの方々の支えがあってこそ。世界大会でも良い結果が残せるよう、これからさらに努力を重ねていきたい」と、受賞の喜びと今後への意気込みを語った。

堀江さんは、2025年7月27日(日)よりアメリカ・フロリダ州オーランドで開催される世界大会決勝に日本代表として出場する。世界の舞台でどのような成果を挙げるのか、今後の活躍が注目される。