地域に根ざした魅力を新たな視点で捉えることを目的としたクリエイティブコンテスト「Rethink Creative Contest 2025」の募集が、7月1日よりスタートした。主催は、クリエイター支援を手がける株式会社クリエイターズマッチ(東京都港区、代表取締役:呉京樹)。今回で8回目の開催となるこのコンテストでは、応募者が暮らす、またはゆかりのある地域をテーマにしたポスター作品を募っている。
このコンテストの特徴は、デザイン経験の有無を問わず、誰でも参加できる点にある。評価の軸は、地域の「当たり前」や「意外と知られていないこと」、「ちょっと残念なこと」などを視点を変えて表現しているかどうか。加えて、着眼点のユニークさやデザインのわかりやすさも重要な審査基準とされている。
今回の審査には、ベストセラー『なるほどデザイン』の著者であるデザイナー・筒井美希氏をはじめ、アートディレクターのカイシトモヤ氏、昭和女子大学教授の田原洋樹氏、産経新聞社の宇田川尊志氏といった各分野の専門家が特別審査員として名を連ねている。
応募期間は7月1日から11月4日正午まで。受賞作品は12月12日に公式サイトで発表され、同日開催されるクリエイター向けイベント「CREATORS MATCH FESTA 2025」(渋谷ストリームホール)内で授賞式が行われる。イベントは無料で、業界内外の多くのクリエイターとの交流や発信の場として注目されている。
賞金は最優秀作品に贈られる「Rethink Creator賞(GOLD)」が20万円、次点の「Rethink賞(SILVER)」が10万円、さらに「Creator賞(BRONZE)」には5万円が贈られる。特別審査員賞や自治体賞、協賛企業賞なども多数用意されており、全国各地からの多様な表現に期待が寄せられている。
また、Instagram投稿による同時キャンペーンも実施されており、参加者が自身の作品を広く発信する機会としても活用できる。
このコンテストは、同社が展開する『Rethink Creator PROJECT』の一環で、地方に眠るアイデアや才能を掘り起こし、「考えを形にし、伝える力」を育むことを目的としている。視点を変えることで地域の魅力を再発見し、それを表現することで、クリエイター自身の成長と地域活性の双方を目指す取り組みだ。