株式会社ヘラルボニーは、2025年6月16日から20日にかけてフランス・カンヌで開催された「Cannes Lions International Festival of Creativity(カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル)」において、「Glass: The Lion for Change」部門でゴールドを受賞した。また、「SDGs部門」においてもショートリストにノミネートされ、持続性のあるビジネスモデルとソーシャルインパクトが高く評価された。
「Glass: The Lion for Change」は、ブランドのパーパスを超え、創造的なコミュニケーションを通じて文化を変革し、社会に変化をもたらすクリエイティブを称える部門である。今年は世界中から251作品の応募があり、Apple、Nike、AXAなどのグローバル企業の作品が並ぶ中、ヘラルボニーの取り組みが際立ち、ゴールドに選出された。なお、同部門ではグランプリ1作品、ゴールド1作品、シルバー2作品、ブロンズ4作品が選出されている。
会期中の6月17日には、ヘラルボニー契約作家である小林覚氏と代表取締役の松田崇弥が、電通コピーライター/クリエーティブディレクターの長谷川輝波氏とともに、カンヌライオンズ2025公式プログラムの電通セミナーに登壇した。異彩の創造性を世界の舞台へ向けて発信し、国際的な注目を集めた。
ヘラルボニーは「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、障害のある作家の独創的なアートを「異彩」として捉え、障害のイメージ変容とすべての人がありのままに生きられる社会の実現を目指して活動してきた。2024年7月にはフランス・パリに子会社「HERALBONY EUROPE」を設立し、アートIPを活用したグローバル展開を本格化。日本国内にとどまらず、ヨーロッパを中心に世界中の作家との関係性を強化し、グローバル企業とのコラボレーションを生み出している。
今回の受賞は、ヘラルボニーが掲げる社会的使命とクリエイティブの力が国際的に認められた証であり、今後のさらなる展開に期待が高まる。