株式会社ヤマダデンキ(本社:群馬県高崎市、代表取締役社長:佐野財丈)は、2025年6月18日、同社が展開するTSUKUMO(ツクモ)ブランドより、NVIDIAの最新グラフィックスカード「GeForce RTX 5090」を搭載したBTOワークステーションモデル「WE9A-U253/WBH」の販売を開始した。
この新モデルは、現行のGeForceシリーズにおいて最も高性能とされる「NVIDIA GeForce RTX 5090」を搭載。NVIDIA Blackwellアーキテクチャを採用し、32GBのGDDR7メモリを備えることで、フルレイトレーシングや高度なAI処理、複雑なクリエイティブ作業に対応する。特にゲーム、動画編集、3Dレンダリング、生成AIといった分野において、かつてない処理性能を発揮する構成となっている。
CPUには、AMDの最新プロセッサ「Ryzen Threadripper 7000シリーズ」の中でも高性能な「7980X」を採用。Zen4アーキテクチャに基づくこのプロセッサは、64スレッドによる圧倒的な並列処理能力を備えており、ディープラーニングや建築設計、医療用解析など、最先端分野で求められる高い処理性能と安定性を兼ね備えている。
筐体には、デザイン性と機能性を両立したTSUKUMOオリジナルのプレミアムミドルタワーケースを採用。ダイヤモンドをモチーフとした洗練された外観に加え、大型のエアインテークによる効率的な冷却性能、拡張性の高い内部構造、前面のダブルフィルターによる防塵設計など、長時間の安定稼働を見据えた設計となっている。
また、TSUKUMOのBTOパソコンは、長年のパーツ販売で培った知識と技術に基づき、日本国内の指定工場にて熟練のスタッフが1台ずつ丁寧に組み立てている。これにより、製品の品質と信頼性を確保しつつ、個別のニーズに柔軟に応える体制を整えている。
標準構成では、64GBのECC対応DDR5メモリ、1TBのGen4 NVMe SSD、1300Wの80PLUS PLATINUM電源、Wi-Fi 6およびBluetooth 5を搭載。OSにはWindows 11 Pro(64ビット版)を採用しており、価格は税込1,999,800円となっている。BTOによる構成変更にも対応しており、購入者の用途に応じたカスタマイズが可能だ。
販売はツクモネットショップおよび全国のツクモ各店舗にて開始されており、秋葉原のTSUKUMO eX.や名古屋1号店、福岡店をはじめ、法人営業部経由でも取り扱っている。製品に関する詳細は、TSUKUMO公式ウェブサイトにて公開されている。
TSUKUMOは、ヤマダホールディングスグループのパソコン専門ブランドで、長年にわたりパーツ販売とカスタムPCに注力してきた。ゲーミング用途に特化した「G-GEAR」シリーズや、業務用に最適化された「eX.computer」シリーズを展開し、初心者からプロフェッショナルまで幅広い層の支持を集めている。今回の新モデルは、ハイエンド構成を求めるクリエイターや開発者にとって、強力な選択肢となりそうだ。