深刻化するIT人材不足への対応策として、京都市に本社を置くプロエンジニア株式会社が、生成AIの活用を実践的に学べる無料セミナーを開催する。開催日は未定だが、講師には元Googleエンジニアを迎え、最新の生成AIツールについてわかりやすく解説する。

経済産業省によると、2030年には国内で約79万人のIT人材が不足すると予測されており、AI技術を使いこなせる人とそうでない人の間で大きな格差が生まれているのが現状だ。特に、実務に直結したスキルの不足が課題となっている。

今回のセミナーでは、単なる知識の習得ではなく、「どう実務に活かすか」に焦点を当てているのが特徴だ。ハンズオン形式で進行し、参加者が実際に手を動かしながら学べるよう設計されており、「学んで終わり」にならない内容となっている。

また、セミナー中には参加者同士の交流の場も設けられており、未経験者から現役エンジニアまで幅広い層が交流できる機会となっている。エンジニアやIT人材に関心を持つすべての人に門戸を開いており、スキルアップだけでなくリスキリングの機会としても期待されている。

プロエンジニア株式会社は、AIやデジタル技術の実務活用を重視した教育機会を提供することで、より多くの人がIT分野に参入できる社会の実現を目指している。文系出身者にも学びやすい環境づくりを進めており、「難しそう」を「楽しい」に変える取り組みとして、今後も継続的にセミナーを企画していく方針だ。

AI技術の急速な進化に対応できる人材を育てるための取り組みが、京都から始まっている。